京都の書店・誠光社 店主の選んだ本との出会い



通常の書店では売上データに基づいて取次ぎから配本され、余った本は返却する。しかし、そのような状態では、書店が主体性を持って本を選ぶことはできないと堀部さんは言う。取次ぎが間に入るために利益率は低く、薄利多売の様相を呈している。恵文社時代にその苦労を味わった経験から、誠光社では出版社と直接取引することにしたという。本を貸してもらうのではなく、買い取ることで利幅を上げることに成功した。一方で、取次ぎを通さずに直取引を前提とする出版社も増え始めているという。

お気に入りの喫茶店に通うように、客は誠光社の独自性に魅力を感じて足を運ぶ。堀部さんは「個人のお店は、その人の個性、キャリア、嗜好性、やりたくないことはやらない、そういうものに価値がある。資本がコピーしようと思ってもコピーできないものだ」と語った。
.png)




