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第1回全学協代表者会議(1月29日)の要旨

【立命館・伊坂忠夫副総長】

R2030チャレンジ・デザインの策定以降、「社会共生価値の創出に向けて新たな価値を創造する次世代研究大学」「イノベーション創発性人材を生み出す大学」の大きく二つの柱を掲げて、色々な取り組みを展開をしてきた。

学友会については、(キャンパスの施設課題を中心とした)キャンパス懇談会を本年度は3キャンパスで開催していただいた。全学的に活動が展開されていることの意味は非常に大きいと評価している。皆さんの取り組みが日常的な課題、課外自主活動の環境改善につながっている。

未来の学生に向けた活動と同様に、現在の学生が抱えている課題と向き合いながら、学びと成長の環境整備をこれからも進めていき、多くの学生がそのことによる変化を実感できるような活動が重要であると、大学としても認識している。

院協については、組織としての体制をしっかりと整えておられたことは大きな一歩だったと受け止めている。各研究科、院協から個別具体的な要望を集約する仕組みが確立され、院生同士で研究活動の高度化についての議論が活発化していくことは、今後の次世代研究大学の実現に向けた大きな取り組みであり、大きな意義があると考えている。

【立命館・松原洋子副総長】

24年度、学友会と教学部は計3回の懇談を行った。院協とは12月にミーティングを設け、教学部側からは教学課題の話題提供を行い、院協側からは各研究科の個別課題の情報共有を行った。

これらはいずれも双方にとって有意義なものであり、特に(学友会との)第2回懇談会のワークショップの際には、学友会主体のグループの中に、教学部、学生部の教職員が入る形で、意欲のわく授業づくりに関する議論を行い、学園共創活動と呼ぶにふさわしい機会になったと考えている。

院協と学園の連携は次世代研究大学の実現において中核をなすものだ。次世代研究大学の実現に向けて、院生の研究環境や学習環境の高度化は不可欠だと考えている。

懇談は、未来を創造するために誰もが挑戦できるフィールドや環境を、大学として提供していく施策の一環であることで、その過程において、イノベーション創発性人材の育成に取り組み、新たな社会共生価値と創発性人材を生み出す大学となり、R2030チャレンジ・デザインの次世代研究大学を実現することにつながるものと理解している。

【立命館・徳田昭雄副総長】

これまでの院生支援に関わる大学の取り組みについて、(院協から)おおむね一定の肯定的評価をいただいているということについて確認するとともに、これまでの取り組みについて、改めて確信を得ることができた。

課題として挙げていただいた所見について、さらなる議論や検討が必要であると認識している。

■議題1での意見交換

【教職員組合・松田特別執行委員】

いかに円滑に新しい取り組みを受け止めて、学生さんの学びになるように、院生の研究が促進できるように今何が大事かというと、少し余裕がいるのではないかと思う。

新しいシステムに適応するコストはかなり大変だ。丁寧にサポートしていただきつつ、学生と一緒にその履行をうまくすることを考える必要がある。そのために余裕ある人員がいる。どこまで丁寧に学生の育ち・学びに寄り添っていくかが大事だと思う。

【学友会・横尾中央常任委員長】

これからも学友会と共に情報を発信し、発信の前に学友会との確認の場を設けていただきたいと考えているが、どのようにお考えか。

【立命館・松原副総長】

大学が大きな大学政策の下で展開していこうとすることと、それが学生・院生にどのようなインパクトを与えると感じられているかが、必ずしも一致しないことがあると思う。懇談の機会で、我々が気づかないようなところをお伝えいただくとともに、重要なものについては、学年暦と同様に一緒に取り組んでいきたい。

【院協・開原会長】

院協の役割が根本的にまだ認識されていないと感じる場面があった。来年度以降、組織体制をしっかりしつつ、院協の存在自体を大きくしていきたいので、認識していただければ。

【立命館・徳田副総長】

課題を共有させていただき、その課題に向けて皆さんが共有されるコミュニケーションプラットフォームの中でさまざまな議論を誘発し、このR2030の後半期に向けて共に議論していく枠組みを共に作っていきたいと思っている。

【立命館・松原副総長】

各研究科の院生の実態をいろいろデータに基づいて分析することを始めているので、しっかりコミュニケーションをとって、院協以外の院生の人たちのニーズを、どのようにフィードバックしていくのかについて、一緒に知恵を絞りたい。

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