4月2日、2023年度立命館大学(学部)入学式がみやこめっせ(京都市左京区)で開催された。本年度は8439名が入学。なお、本年度から保護者の式典への出席が再開し、マスクの着用も原則個人の判断に委ねられることとなった。
式典では、仲谷善雄総長による式辞や新入生代表挨拶が行われた。仲谷総長は大学では最先端の知識に触れ、世界と交わりながら高度な学びと研究活動を実践することになるとして、共に学び・研究に臨む新入生へ期待を寄せた。さらに「孟子」の盡心章(じんしんしょう)から「立命館」を引用しながら、大学を「修養を積んで人生を切り開いていく場所」と表現し、積極的に授業や課外活動に挑戦するよう呼びかけた。
また式典終了後には、本学団体による新入生歓迎セレモニーが開催された。セレモニーのオープニングでは和太鼓ドンのパフォーマンスが披露され、力強い音と疾走感のあるリズムが会場を圧倒した。続けて舞台に上がったバトントワリング部は、身体全体を使った優雅な振り付けで新入生を魅了した。そのほか応援団など様々な団体が式典のためのパフォーマンスを披露し、新入生を歓迎した。
さらに会場内では、新聞や花をモチーフにしたフォトスポットが設置され、写真撮影に臨む学生や保護者が列をなしていた。式典に参加した小松樹季さん(薬1)は、その様子について「バトントワリング部のパフォーマンスが一番印象に残った」と振り返り「大学を楽しみつつ、将来薬剤師になるために勉強もがんばっていきたい」と意気込んだ。また藤村しおりさん(食マネ1)は、これから始まる大学生活について「食べることが大好きで、食に関わる仕事がしたくて食マネジメント学部に入学した。バイトやサークルなどやりたいことは漠然としているが、がんばっていきたい」と前向きな姿勢を見せた。
ほかにも子どもが経済学部に入学したという夫婦は愛知県から来場。「無事に入学の日を迎えられてよかった。コロナの状況も改善して、入学式に参加できたのがうれしい」と喜びの表情を浮かべ「子どもはヨットをしているので、部活と学業の両立をがんばってほしい」と思いを寄せた。