5月19日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)にて春季リーグ第7節2回戦が行われた。
初戦を落とした立命館大学が2回戦は近畿大学を5-3で下し、第3戦に望みをつないだ。
立命館は第3戦に勝利をすれば4季ぶりの優勝が決定する。
初回、いきなり立命館が試合の流れをつかむ。
3番・辰己(産社・4)がリーグ戦通算99本目のヒットで出塁すると、つづく奈良がフェンス直撃の右超打を放ち、先制に成功する。
その後も連打で2点を追加し、リードを3点に広げる。3回には5番・大本(文・3)が右翼席に本塁打を放ち、早々に相手先発・伊波をマウンドから引きずりおろす。
立命先発の坂本(文・3)は直球を主体とした小気味良い投球で相手打線に的を絞らせない。
7回には1死満塁の大ピンチ。たまらず後藤監督がベンチから飛び出し、マウンドに向かう。
坂本は前戦、前々戦と終盤に失点する展開が続いていた。
ベンチからも「いつもここやぞ。ここ」と言った声がかけられる。
気合を入れ直した坂本は相手打者2人を内野ゴロに打ち取り、ピンチをしのいで3勝目をあげた。