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京都市バスダイヤ改正 通学時間帯の混雑緩和へ

京都市交通局は3月22日、同局が運行する京都市バスのダイヤ改正を実施した。本学への通学輸送の充実化や鉄道との乗り継ぎ利便性の向上、新たな系統の設定、パターンダイヤ化など、利便性の高いダイヤ編成がなされた一方、利用状況に応じた減便や運転区間の短縮、廃止などの運行見直しも行われた。系統数や車両数における変更はない。

今回のダイヤ改正では、本学の学年暦変更に伴い運行ダイヤの調整がなされた。分かりやすさや利便性の向上のため、快速205系統・快速202系統のキャンパス内乗り入れ便が大学開講日(平日)の一部時間帯のみから平日全便へと拡大され、市バス運行便の一部をJRバスによる運行へと変更された。

京都市バスの快速205系統=24日、衣笠キャンパス

また、西大路通を走行する205系統の混雑が課題となっている中、通学・通勤時間帯など、利用者数が多い時間帯における混雑緩和を図る。

25系統(京都外大前―西大路四条―西ノ京円町―北野白梅町―金閣寺道―北大路バスターミナル)や白梅町経由53系統(京都外大前―西大路四条―西ノ京円町―北野白梅町―立命館大学前)を新設した。

快速15系統は三条京阪前にて、京阪電車からの乗り継ぎが円滑となるよう発車時刻が変更された。

昨年6月に運行を開始した観光特急バスは、効果検証の結果を踏まえ、停留所の最終便の時刻の繰り下げなどのダイヤの見直しが行われた。

その他では、桂地域ではヤサカバスとの運賃制度のシームレス化が行われ、それに合わせたダイヤ調整がなされた。

一方で、パターンダイヤ化による減便も見られた。

55系統は同じく四条烏丸へ向かう52系統との等間隔ダイヤを実施するため、平日・土休日ともに運行時刻の変更がなされ、土休日で5便減便された。また50系統(京都駅前―立命館大学前)は昼間時間帯における運行間隔の調整により、土休日で8便減便された。

これらのダイヤ編成の見直しについて京都市交通局は、「運転士などの深刻な担い手不足といった課題を抱える中、市内の輸送を確保するため」だとしている。

(八木)

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