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芸術振興賞に本学ゲーム研究センター長 ビデオゲーム産業・文化への尽力評価

立命館大学には、ゲーム分野における日本で唯一の学術的機関である「立命館大学ゲーム研究センター」がある。センター長を務める、本学映像学部の上村雅之客員教授が令和元年度京都市芸術振興賞を受賞した。この賞は京都市で活動を行い、新人の育成や芸術に関係する活動の環境向上に大きな功績を残した人に授与される。上村教授は、ビデオゲームの産業・文化としての確立に貢献したことが評価された。

立命館大学ゲーム研究センター長の上村雅之客員教授

任天堂株式会社の社員として『ファミリーコンピュータ』の開発に携わった経歴を持つ上村教授。現在は同センターで「デジタルゲームでの評価システムの確立に向けての総合的研究」と題したプロジェクトを行っている。ゲームコントローラーの操作に対する心理学的分析や血流の測定を通し、ゲームがなぜ売れるかやどう評価されるかについて研究している。

また、映像学部の基礎講義の1つである「遊戯史概論」は、学部開設当初に上村教授によって始められたものだ。この講義では、ビデオゲームや遊びの歴史である遊戯史について学ぶことができる。今年度から別の教授に講義は引き継がれるが、授業内容の新鮮さもあり、例年人気の講義となっている。

学生に対し「我々にとって身近なものである遊びを大事にしてほしい」と訴えた上村教授。これからは、同センターの所蔵品を検索できるデータベースがさらに活用されることを目指していくという。(石渡)

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