アメリカンフットボール(5月18日・Daigasエナジースタジアム)――立命館大「パンサーズ」が、49―0で早稲田大「ビッグベアーズ」を破った。

「チームにけが人がいる中、どういう試合になるか」。立命大の高橋健太郎監督は、不安な心境を打ち明けていた。だが試合では、強力な攻めと強固な守りを見せる。
第1クオーターで、横井晃生(経済4)がフィールドゴールで先制。第2クオーターには、3度のタッチダウンで20点を積み上げ、主導権を握った。

第3クオーターには、パスを受けたWR幸田咲(食マネ3)が追加点を挙げる。第4クオーターも早大の得点を許さず、2度のタッチダウンでさらに13点を追加。勝利を収めた。
試合後、高橋監督は「1、2回生ら若手のメンバーが奮起してくれて、49―0の試合ができた」と振り返る。
強豪相手の零封も「(早大は)点差ほど実力差がある相手ではない。おごることなく、気を引き締めてしっかりやっていきたい」と冷静だ。

ディフェンスで最前線を張った、DL金城陽介(経済2)とDL高野航(食マネ2)は、2回生ながら奮闘した。試合後の取材の中で、高橋監督は「よく頑張ったで賞をあげたい」と称えている。
今年のチームの強みは「仲の良さ」という。強い結束で、誰一人取り残さず、全員で厳しい練習をやっていって、日本一を掴む。「新しいチームの形が築ける」と、高橋監督は期待と意気込みを語った。
(小林)