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海神DIGITAL「コロナ禍で問われるSNSと私たちの在り方」

立命館大学新聞のコラム欄「海神(わだつみ)」 記者が日々の思いを綴ります。

 新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、家に居る時間が多くなった。それに比例するようにいつもよりネット社会と密になっている。そこで問題になるのがSNSとの付き合い方である。

 例えば、ツイッターではデマやフェイクニュースがはびこり、どの情報が正しいのか混乱してしまうことがある。自分に必要な情報を探すときは、必然的に都合のいい情報にばかり目が行きがちだ。SNSの情報への需要は増えているが、だからと言って、正確性が向上しているわけではない。しかし、正しく利用すれば新しい世界と出会うきっかけとなる。正しい情報を見極め、取捨選択をすることが今、これまで以上に強く求められている。

 また、インスタグラムのリレー企画はユーザーの「SNS疲れ」を引き起こしうる。確かにこの企画は新たな形での人との交流を生み出している。しかし、次の人を指名しなければいけない義務感、指名された人は断れないという風潮、指名されなかったことへの寂しさを感じた人もいるのではないか。筆者の母にフェイスブックで「着物チャレンジ」が回ってきた際、母は「昔の不幸の手紙みたいやな」と言いながらやんわりバトンを断っていた。

 SNSは私たちにとって毒にも薬にもなりうる。せっかくなら、現代にしかないツールを「薬」として活用したい。SNSが私たちを楽しませ、生活を豊かにしてくれるコミュニケーションツールになるかどうかは、私たちにかかっているのだ。(坂口)

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