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留学生向け短期研修プログラムRSJP・RWJP 交流を通し日本学ぶ

本学衣笠国際センターが主管し、留学サポートデスクが担当する「Ritsumeikan Summer Japanese Program(RSJP)」・「Ritsumeikan Winter Japanese Program(RWJP)」では、定期的に短期留学生の受け入れを行っており、参加留学生はプログラムを通して日本語や日本文化を学ぶ。また、本学学生は「バディ」として留学生の学習を支援するとともに、学内にいながら国際交流を行うことができる。

留学サポートデスクの田中猛さんと西岡義子さんは「日本語講座・日本文化体験・バディとの交流がプログラムの三つの柱である」とし、留学生に対し「日本の伝統や歴史に触れ、現在にもつながっている日本文化の永続性を体感してほしい」と話す。なかでも、日本文化体験では舞妓や茶道、座禅などの体験や、金閣寺(京都市北区)や伏見稲荷大社(京都市伏見区)をはじめとする京都の神社仏閣の見学ができる。

アルバータ大学(カナダ)からの留学生であるジェイク・オレクス(Jake Oleksiw)さんは「日本や京都に来るのが高校生の頃からの夢だった。日本文化を体験することや、日本とカナダとの違いを知ることはとても楽しい」と感想を述べた。また、1回生の秋学期からバディとして活動に参加する高崎実来さん(産社3)は、「日本に興味を持つ留学生と交流し、何気ないところから文化の違いを知ることは非常にいい経験になる」とした。

舞妓体験を楽しむ留学生とバディの様子

RSJP・RWJPには、本学が主催するレギュラープログラムと、それぞれの大学に対し個別に策定しているカスタムプログラムという2種類のプログラムからの留学生が参加している。新型コロナウイルス禍では、留学生の受け入れができず、オンラインで開催された時期もあったが、現在留学生・バディ共に応募者は増加の傾向にある。本年度春学期にはカスタムプログラムとしてアメリカ・中国・香港から計3校が新たに加わり、これまでのレギュラープログラム3本・カスタムプログラム5本と合わせ、計11本のプログラム実施となり、過去最高の本数となった。バディに関しても昨年度の応募者数を大幅に上回る約140人からの応募があった。秋学期にも短期留学生の受け入れが計画されており、合わせてバディを募集する予定であるという。

これに対し、田中さんは「まずはバディ活動に参加してみてほしい。世界にはさまざまな価値観や考え方を持つ人がいるということを実感できる貴重な機会を得られると思う。加えて、日本に住んでいても座禅や茶道などを体験できる機会は少ないため、日本文化について改めて振り返るきっかけにもなる」と活動の魅力を話し、本学学生に積極的な参加を呼び掛けた。また、西岡さんは「異文化について知ることは、自分が当たり前だと思っていたことを捉え直すことにもつながる。より多くの学生に興味を持ってもらえればうれしい」とコメントを残した。(竹内)

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