新型コロナウイルスの感染拡大で、本学学生の就職活動にはどのような変化が起こっているのか。本学キャリアセンター衣笠キャリアオフィスの片岡龍之さんに、2021年卒業予定の学生の就活状況や、現在学内で就活支援について聞いた。
2021年卒業予定の学生の今年6月時点での内定率は、具体的な数値は集計中のため公開できないが、おおむね全国平均と同じく、例年より低い傾向にあるという。理由には、企業の面接が遅れていることや資格試験が延期になっていること、キャンパスへの入構制限によって窓口での内定報告ができない状態にあることが挙げられた。
また、キャンパスへの入構制限を受け、現在キャリアセンターの就活支援は主としてオンライン上で行われている。具体的な取り組みは、Zoomや電話を用いた個々の相談への対応や、メールでのエントリーシートの書き方指導、動画でのガイダンスや資料の配布など。詳細・最新情報については、キャリアセンターのホームページ内に新たに開設された「就職活動応援 特設サイト」から確認できる。
今後の就活支援について片岡さんは「実際の採用面接が全面的あるいは部分的にオンラインで実施される可能性を考慮し、それらへの対策も重要になってくる。これまで提供できていたことができなくなるということを避けるべく、支援の方法を見直していきたい」と述べた。学生に向けては「能動的に動かなければ必要な情報にたどり着けない状況である。ネクタイの結び方からでも問題ないので、気軽にキャリアセンターの支援を利用してもらえたら」とコメントした。(堀ノ内)