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キャンパスアップデート 警備DX @OIC

本学は、AIやロボットを活用した警備システムを大阪いばらきキャンパス(OIC)に本格導入することを発表した。実装されたのは、株式会社アジラ(東京都町田市)が開発したAI警備システム「アジラ」とSEQSENSE株式会社(東京都中央区)が開発を手がけた自律移動型警備ロボット「SQ-2」の2つ。本学の基本計画の一つである「③教育、研究、学生生活を支えるキャンパスづくり」に基づく安心・安全に学べる環境整備の一環として、キャンパスのDX化が進められた格好だ。

今回導入された「アジラ」は、キャンパス内の防犯カメラと連携し、不審人物の早期発見や転倒事故などへの迅速な対応を可能にする。「SQ-2」は、高度な周辺環境認識能力をもち、階をまたいだ移動や長時間の立哨を行うことができる。

自律移動型警備ロボット「SQ-2」は階をまたいだ巡回が可能だ

導入の背景には、OICならではの特徴がある。本学は、2024年の映像学部・研究科、情報理工学部・研究科の移転による既存学部との融合・発展を「新展開」と位置付け、OICを社会とのつながりとひろがりをもった「ソーシャルコネクティッド・キャンパス」を創造するとしている。また、先日開催されたOIC EXPOでは21,000名もの来場者数を記録するなど、多様なステークホルダーが往来する。さらに、防災公園と隣接し、災害時には大型商業施設と電力供給を相互に行うことができるなど、防災拠点やインフラの面での機能も担う。こうした、塀のないキャンパスとして「地域社会連携」をテーマに掲げるOICでは、AIやロボットによる警備DXを通じて、さらなる安全性の向上が求められる。

地域住民も利用するOICにて立哨にあたる「SQ-2」

全国に先駆けたDX化の取り組みは、キャンパスアップデートの一部に過ぎないとOIC地域連携課の山本貴之さんは指摘する。人手不足の解消やコスト削減への対応などキャンパス運営の合理化を進めるとしつつ、もう一段上の安全・安心を確保すると意欲を示した。「OIC新展開は全国から注目されている。引き続き、学生がワクワクできる環境づくりに取り組んでいきたい」と述べた。
(小野)

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