プロ野球ドラフト会議が10月26日に行われ、立命館大の榮枝裕貴(文4)が阪神タイガースから4位指名された。本学硬式野球部からのドラフト会議指名は昨年の坂本裕哉投手(2020年文学部卒)らに続き4年連続となる。
榮枝はドラフト会議指名が4位以上であれば、プロ野球に進む条件を示していたため、緊張の時間が続いた。4巡目で阪神タイガースから指名されると、ほっとした表情を見せた。阪神のイメージを聞かれると「12球団の中で1番、ファンと選手が熱いイメージを持っている」と語った。
リーグ戦で切磋琢磨した近畿大の佐藤輝明とは同じ球団に進むことになる。今後、佐藤とは「リーグ戦を振り返った話ができたら良いな」と力強いライバルの存在を意識した。現役の選手で憧れの存在を聞かれると、チームメイトになる梅野隆太郎選手をあげた。
本学硬式野球部の後藤昇監督は「高い評価をいただくことができたのは、彼の努力の結果だと思う。阪神タイガースでも努力して頑張ってほしい」と称えた。
榮枝は強肩強打が売りで、2塁送球は1.8秒台を誇る。また、遠投は1回生時の計測で105メートルを記録した。目標に「古田敦也さん(1988年経営学部卒)の盗塁阻止率を超えたい」と球界を代表する活躍をした先輩を掲げた。
打撃は25日の立同戦では2点適時打を放つなど、勝負強さも持ち味だ。
本学の学生には「4年間必死にやっていたら夢を掴めることを示せたと思う」と力強い言葉を送った。(三井)