立命館大学学園祭2019の第一幕、OIC祭典が10月27日に大阪いばらきキャンパスで開催された。
今回のOIC祭典では、目玉として午前と午後に各1回仮面ライダージオウショーとショー後の写真撮影会を実施。ファミリー層を中心に1000人ほどが参加した。参加した5歳の女の子は「ショーはちょっとこわかった。(写真撮影は)楽しかった」とニコリ。
また、模擬店やステージ、展示企画なども行われ、課外活動団体が日頃の成果を発揮した。
今年10月から供用が開始された分林記念館では、立命館大学落語研究会(落研)による寄席がNoh-(能)Theaterで、茶道サークル「茶ーくる」による茶会などの企画がteahouseの茶室「楽心軒」で行われ、多くの人を魅了した。
寄席で漫才を披露した落研の立の家喜天烈(たつのや・きてれつ)さんは「今年は例年以上にお客さんが多く、幅広い世代に笑ってもらった。客席が舞台を囲んでいたため、普段と違う感覚だった」と新施設で初めての公演を振り返った。
茶会で抹茶と和菓子を振る舞った茶ーくるの白井あかりさん(心理4)は「普段は教室でやっているため、本格的な設備に緊張した」と語った。茶会には、普段は茶道に触れる機会が少ない若年層や留学生も参加した。
また、今回の祭典でメディアアート展示会を実施した立命館大学メディアアートサークルREMは2つの作品を展示。1つ目は、3つに重ねた立方体に3分の映像を投影したハコマッピング。2つ目はパーカーの柄を変化させるシャツマッピング。体験者に白のパーカーを着用してもらいそこに映像を投影した。展示会には250人以上の人が参加し、実際にシャツマッピングを体験した映像学部の学生は「時間経過で映像が変化するモーショングラフィックスに感動した」と話した。
模擬店は今年も賑わいを見せた。フランクフルトを販売した旅サークルMILEは店舗販売に加えて宅配も行った。MILEの山本瑞貴さん(政策2)は「今日は10本届けた。ご要望があればどこへでも届けます」とコメントした。
学園祭実行委員長の田邉正和さん(情理4)は「仮面ライダーショーという目玉企画のおかげで例年以上に賑やかになった。地域に開かれたOICという特色を活かした祭典にすることができた。衣笠祭典やBKC祭典では外国語での対応をより強化し、より多くの来場者が楽しめる祭典を目指す」と総括した。