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生協のレジで決済障害 背景にサーバーエラー、再発防止へ

10月4日の昼頃、立命館大学生活協同組合(以下、立命館生協)で電子マネー決済のシステムに障害が生じた。この障害により、立命館生協の各店舗では長蛇の列が生まれた。これを踏まえ、立命館生協は今後同様の障害が生じないよう対策に努めている。

本学では、立命館生協店舗利用時の決済方法は90%以上が生協アプリを利用した電子決済だ。しかし、4日の午後0時7分にレジ決済の遅延・タイムアウトが発生し、正常稼働へ戻った35分までの約30分間、立命館生協の店舗利用者は現金での決済を余儀なくされた。

生協電子マネーの決済画面(画像の一部を加工しています)

取材に応じた立命館生協の風折昌樹専務理事によると、障害の原因は全国の大学生協で利用される決済システムを担う会社の管理するサーバーが正常に稼働しなかったことにあるという。多くの大学が昼休みとなる正午ごろから午後1時ごろの時間は、他の時間よりも混雑が見込まれるため、管理会社は稼働させるサーバー数を増やしている。しかし4日はサーバーの管理システム上でエラーが発生し、増やしたサーバーへアクセスができなくなっていた。これによりレジでの決済処理に遅延が発生、生協電子マネーでの支払いが困難な状況になったと、風折さんは説明した。立命館生協は今回の障害による影響への対応として、ミールシステムの利用者のうち、ミールマネーの支払いをしなかった学生へ当日の未使用分を返金した。

電子マネーで支払いをする学生

障害発生後、昼のピーク時には従来の2倍のサーバーを稼働させることに加え、そのサーバーが正常に稼働していることを人の目で直接確認するといった対応をしている。4日の障害以降、同様の問題は発生していない。

風折さんは今回の障害に対し「組合員の皆様には多大な迷惑をかけて申し訳ない」とした。また今後もレジの混雑軽減のため立命館生協では出食スピードを上げるなどの取り組みを行っていくとし、学生に対しては生協電子マネーや空きコマでの利用などへの協力を呼びかけた。

(小室、小林)

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