学園祭「OIC祭典」が23日、大阪いばらきキャンパス(OIC)で開催された。OICは今年で開設10周年となる。学園創立125周年を迎える本年度の学園祭のテーマは「125%」。12月7日に衣笠祭典の開催を予定している。
■フリマ・縁日 独創性あふれる
B棟イベントホール2、3は、フリーマーケットや縁日企画でにぎわった。7団体が出店し、古着や巨大ジェンガといった多様な企画が展開された。
アコースティックギターサークルの手芸好きが集まって出店した「ひだまりマーケット」は2カ月の期間をかけて商品を制作したという。代表者の園部雪乃さん(経済3)は「ひだまりという名前には温かな雰囲気を込めた。商品には個人のこだわりを出している」と話した。
ひだまりマーケットの商品を見る来場者本学オカルト研究会の有志らで構成された「参妖蟲(さんようちゅう)」は、自作生物などの雑貨を販売。部員が考案したカタツムリに擬態した人面生物「ジジツムリ」や、アメリカで出現したとされる未確認生物「フラッドウッズモンスター」が陳列された。同団体の永井佑実さん(文4)は「一押しの商品はジジツムリの雑貨。(購入した人には)かわいがってもらいたい」と話した。
ジジツムリ(松山、吉江)
■ラボ企画で研究成果発表
H棟1、2階で行われたOICラボ企画では、学内のゼミや研究室が集まり研究の成果を発表した。経営学部・佐野宏樹教授のゼミに所属する佐々木知輝(かずき)さん(経営4)らは、今夏に訪れた和歌山県白浜町でのフィールドワークについて報告した。
ブースでは、地域への環境負荷や地域住民への影響を考えながら白浜町を観光するすごろくで遊ぶことができ、多くの来場者でにぎわった。佐々木さんは、すごろくを制作する際に画像生成AI(人工知能)を活用したといい、「デザインの知識がなくてもこれだけ作れるんだ」と感心したという。「体験を通して、観光をしている気分になってくれれば」と話した。
すごろくでは、環境負荷や地域住民への影響を考えながら白浜を観光する
白浜を舞台にしたすごろく(矢野、星野)
■模擬店盛況 学生の工夫光る
模擬店企画には30団体が参加した。学生が工夫を凝らした料理が販売され、多くの模擬店に長蛇の列ができた。
多くの来場者でにぎわう模擬店企画男声合唱サークルの立命館大学メンネルコールは、焼きうどんを提供する「麺ネル屋」を出店した。模擬店の責任者で、北海道出身の石井虹冴(こうき)さん(映像4)は、地元でよく食べていた焼きうどんを皆に知ってもらおうと焼きうどんを選んだ。ソースにこだわったといい、「しょうゆ系のソースと豚肉の脂を合わせることでコクがある味を実現できた」と述べた。
「麺ネル屋」で焼きうどんを調理する学生(星野、矢野)
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