衣笠キャンパスの存心館食堂にて11月24〜26日、本学の学生が運営する団体「And Field」が考案した食材セット<And Rice>が販売された。この食材セットは下宿生の自炊負担の軽減と栄養バランスの改善を目的として開発された。普段自炊するかしないかを問わず「誰でも簡単に」料理ができるよう工夫されているという。
商品は3種類用意され、いずれも簡単な調理で済ませられるものとなっている。販売初日は多少の売れ残りが生じたものの、2、3日目には完売となった。
同団体は代表の大村将史さん(産社2)が、1回生時の基礎演習にて考案したアイデアに始まる。最初は担当教員の助言のもと、1人でプロジェクトを進めていた。その後興味を持った周囲の友人が参加していったという。
大村さんは「商品名<And Rice>には、ご飯と一緒に美味しく食べてほしいという意味がある。普段から自炊している人はその負担を軽減してもらい、自炊しない人には自炊や栄養バランスのよい食事を身近に感じてほしい」と思いを語った。また今回の販売について「初日は売れ行きが思わしくなく、新商品を販売することの難しさを痛感した。しかしメンバー同士の知恵と工夫により、2、3日目は完売することができた。活動を支えてくださった関係者、商品を購入してくださった方々に感謝している」と振り返った。
今後は商品がより下宿生の自炊生活を助けられるよう改善を図り、さらには農家で発生するフードロスの有効活用にも取り組むとした。(鈴木棟)