ファイナリストお披露目から約5か月。これまでの活動を同団体実行委員長の八須元遼太郎さん(経済3)とファイナリストの追田菜々花さん(スポ健3)、佐藤華純さん(経済4)、谷口萌衣子さん(文4)、清水あゆみさん(政策2)、齋藤佳穂さん(経済2)、仲間由依さん(情理2)への取材から振り返る。
まず、今年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響でSNSでの活動が中心となった。Mysta、SHOWROOMなどの配信アプリを使用した活動では、ファンと同じ時間を共有できる機会が創出された。この活動について、仲間さんは「配信中はファンの方からのコメントを一つ一つ拾ったり、ポイントを多く投げてくださった方にハガキや切り絵を作成したり、感謝を形で表した」と工夫を述べた。そしてTwitterとInstagramでは写真や動画がファイナリストらによって投稿された。斎藤さんは「自分らしさが伝わる投稿を心掛けていた。趣味のカフェ巡りなど自分の大好きなことを写真に撮って毎日投稿した」と投稿へのこだわりを述べた。
また、今年度は例年行っていた学園祭ステージなどのPRの場がなかったことから、一般雑誌への写真掲載を通した広報活動に力を入れたという。追田さんは印象に残っている活動として、自身がTwitterにて投稿した動画へのリツイート数で掲載権を得た、雑誌Cancamを挙げた。この活動について追田さんは「私の事を応援してくださる方はたくさんいるのだと実感できた経験であり、ミスキャンパス立命館の活動をしていく上で自信につながった」と振り返った。
さらに、今年度の活動で挑戦したことについて委員長の八須元さんは文化体験の動画作成を挙げた。文化体験はファイナリストが西陣織体験や清水焼、花かんざし作りなど京都の文化に触れ、その魅力を発信する活動である。例年、ミスキャンパス立命館のコンセプトである「文化と美」に通じてこの活動が行われている。今年度は、発信の方法にファイナリスト自身が監修、アテレコを行った動画が取り入れられた。このことについて八須元さんは「文化についてより深く考察でき、ファイナリストにとっても自分にとっても、成長の機会になった」と振り返った。また、谷口さんは「私は文化体験で茶道を担当し、ファイナリスト6人でヨガも体験したが、茶道とヨガが似ていると感じた。両者はルーツも方法も全く違うが『自分の内側と向き合う』姿勢は同じだと気が付いた」と文化への気付きを述べた。
今年度のミスキャンパス立命館2020のファイナルイベントは12月20日14時からオンラインで実施される。なお、当日はミスキャンパス立命館2020の公式YouTubeチャンネルと17Liveで生配信される予定。佐藤さんは「集大成であるファイナルイベントを大成功させたいという想いが強い。応援してくださる皆さんと一緒に、最後までグランプリを目指して頑張りたい」と意気込んだ。
今年度のファイナルイベントのテーマは「新しい私、最初のステージ」。清水さんは新しい私、自身の成長について「向上心を持つことができた。この活動の中で、自分の最大限を出し切ることが1番だと気付き、今までよりも向上心を持って日々を過ごすことができた」と述べた。ファイナルイベントの自己PRには、ファイナリストが挑戦したことを発表する場がある。委員長の八須元さんは「ミスキャンパス立命館では、普通の大学生が成長し、頑張る姿にフォーカスしている。自己PRはその最たるもの」とテーマにつながるファイナルイベントの見どころを語った。(川村)