毎日放送(MBS)のテレビ番組「水曜日のハウマッチ?」の公開収録会が、衣笠キャンパス・平井嘉一郎記念図書館で12月2日に行われた。この番組は、モノの値段を問うクイズを関西の大学生に出題、その回答と解説を経営コンサルタントの小宮一慶さんが説明するという形式で、毎週水曜日午後10時57分から午後11時にかけて放送されている。 12月2日の公開収録会は、午後5時から1時間にわたって行われ、出演者の小宮さん、司会の毎日放送 河田直也アナウンサーと約40人の本学学生が参加した。公開収録会では、「水曜日のハウマッチ?」の12月18日放送分・12月25日放送分の2本の収録、株式会社プリントパックの人事担当者も交えた就活SP講座の2本立てで進行された。
12月18日放送分の収録では、電動歯ブラシの価格を問う問題が、立命館大学 落語研究会の5人に対して出題された。落語研究会は、小宮さんから手渡された電動歯ブラシを手に取り、価格を考え、①2800円②18400円③32200円の選択肢の中から、③32200円を選び見事正解し、他の収録参加者から落語研究会の5人に対し拍手が巻き起こった。正答の発表後、小宮さんは、この電動歯ブラシはAI(人工知能)を搭載された製品だということ、またマウスウォッシュ市場は年々拡大しつづけていると解説をし、収録参加者は頷きながら小宮さんの解説を聞いた。この番組の放送作家は1995年卒の本学OB土屋幸喜さん。土屋さんは、本学在学時には落語研究会に在籍していた。落語研究会のOBが書いた問題が、現役の落語研究会のメンバーに出題される形となった。
12月25日放送分では、本学の体育会ボランティア団体AVAの4人に対して、紅茶の価格を問う問題が出題された。「いつもは青色の背景でクロマキー合成をして収録しているので、青いネクタイは着けていない。なのでクロマキー合成ではない今日の収録に着けている青いネクタイは、スペシャルバージョンなんです」と小宮さんの収録現場を和ませる発言もありつつ、番組の収録は進んだ。
就活SP講座では、「水曜日のハウマッチ?」のスポンサーである株式会社プリントパックの人事担当者 永江明日香さんを講師に、収録に参加した学生を対象に就職活動についての講座が行われた。永江さんは「就職活動は、いろんな会社とかいろんな仕事を見てみるところからスタートすればいいんじゃないかなと思います」と学生に対し話し、小宮さんも「私達大人からみると学生の視野は狭い。就活生はどんな会社でも見ようとすれば見ることが出来るのだから、社会見学だと思っていろんなものを見た方が良い」と、より多くの会社で就職活動をする大切さを、学生に対し主張した。
収録会終了後、1999年卒の本学OBである河田アナウンサーは、本紙の取材に対し、「大阪いばらきキャンパス開学記念式典、100周年記念校友大会など、時々母校から仕事の依頼が来るのが嬉しい。今回の収録を通して、学生がより納得のいく就職活動ができれば」と母校での公開収録の感想を述べた。
本学で12月2日に公開収録された「水曜日のハウマッチ?」は、12月18日(水) 午後10時57分から午後11時と12月25日(水) 午後11時57分から午前0時に、毎日放送(MBS)で放送される。また就活SP講座の模様は毎日放送YouTubeチャンネル(https://youtu.be/-kVQd0Ksl5I )で配信されている。また番組は、毎日放送の動画配信サイト「MBS動画イズム」(https://dizm.mbs.jp/title/?program=how_much)でも、視聴可能だ。(堀内)