1月25日に朱雀キャンパスにて2022年度立命館大学全学協議会・調印式(全学協議会は以下、全学協)が開催された。
調印式に先立ち開催された2022年度第2回全学協議会代表者会議には大学、学友会、大学院生協議会連合会、教職員組合、立命館生活協同組合(オブザーバー)の計5者が出席。第1議題では作成された2022年全学協議会確認文書の経過および要点についてまとめられた。第2議題では、2022年度に展開された議論を振り返るとともに、出席パートの代表者による見解表明がなされた。
第1議題
2022年全学協協議会確認文書の第Ⅰ章「2019年度全学協議会以降の議論経過と今後の教学・大学作りに関わる議論に向けて」では、2022年度の全学協議会の位置づけが確認されたほか、今後の教学・大学づくりに向けた2022年度全学協議会のあり方について、これまでの確認点の総括を行った。第Ⅱ章「R2030チャレンジ・デザインの今後の取り組みに向けて」では、学友会・院生協議会から出された議論テーマや、今後大学が取り組みをすすめることなどが取りまとめられた。
第2議題
第2議題では2022年度の全学協の総括として、各パート(オブザーバーを除く)が振り返った。学友会中央常任委員長の石川寛太さん(映像4)は「学生部や教学部を中心とした方々のおかげで、このような歴史的な議論ができたことを大変感謝している。今年度のこの議論目標の達成について非常に満足している一方で、今年度の議論の意味や意義等について、発展的な議論を積み重ねていくことが非常に重要であると考えている」とした。また2023年度についても「一緒により良い立命館大学を作るために議論を重ねていきたい」と今後の活動の展望に期待を示した。
大学側を代表した仲谷善雄総長は「総長として1期目の総仕上げという気持ちで臨んだ全学協は、本学の歴史に残る重要な会議となった。学費政策の背景となる社会情勢や財政状況、財政運営のあり方について認識の上に立って、R2030チャレンジ・デザインを全学協に参加する全てのパートが協力・協働して実現し、より良い立命館大学、学園を創造するための基盤ができたことを示すものだったと認識している」とまとめた。さらに昨年11月に再選を果たしたことにも触れ「この1月1日より総長として2期目が始まった。その最大の責務は先を見通すことが大変難しい時代にあって、本学園が新たな時代を切り拓く存在となるように、R2030チャレンジ・デザインを具体化し推進することだと思っている」と決意を示した。