東京駅日本橋口にそびえるサピアタワーの8階に、立命館東京キャンパスがある。東京キャンパスには、学部や研究科があるわけではない。東京キャンパスの果たす機能はいくつもあるが、その大きな一つが学生支援である。東京で就活する学生に向けて就職相談や証明書の発行、更衣室や手荷物ロッカーの提供などを行っている。昨年4月から今年1月の期間に、こうした目的で使用した学生は4124名に上っている。このうちおよそ2割は立命館アジア太平洋大学(APU)の学生が占めている。これは、東京キャンパスが「立命館大学」の施設ではなく、APUを含む学校法人立命館の施設だからである。
東京キャンパスでは、社会人向けの講座が開講されている。中国語教育を実施する立命館孔子学院の東京学堂として、初心者でも学べる学習の場を提供していることはその一例だ。
その他にも卒業生で作られる校友会の関東地区における拠点としても機能し、卒業生同士、先輩と後輩の交流の場にもなっている。
東京キャンパス課長補佐の中嶋友樹さんは、「就職活動に限らず、東京や東京近郊での研究・フィールドワークなどの際に立ち寄ってもらうとうれしい」と東京キャンパス活用の可能性を語った。 (眞子)
なお、立命館東京キャンパスでは公式Twitterアカウントで、開催される講座・イベント、キャンパス周辺情報、利用者向け情報などを掲載している。