2015年5月号より
体育会アーチェリー部に所属する城下勇介さん(産2)。今最も注目される選手の一人だ。
高校入学と同時にアーチェリーを始め、日々練習に取り組んできた。県新人戦での個人優勝や全国高校選抜大会出場を果たすなど、華々しい成果を残してきた。
数々の試合の中でも、自身のターニングポイントとして高校3年生におけるインターハイ県予選を挙げた。「思った通りに射つことができず、悔しい経験をした。もう二度と、このような苦い思いをしないように、次に向けて頑張ろうと思った」と振り返る。
城下さんは言葉通り、練習に励み、次の国体のメンバーに選出された。
その後、大学に進学してからもアーチェリーを続け、昨年のリーグ戦においては1回生ながら高スコアを連発し、チームを盛り上げた。
この一年間で「技術面だけではなく精神面でも成長でき、スコアも伸びた」と語った。
本年度4月初旬から始まったリーグ戦において、初戦でいきなり、自己ベストとなる670点台(個人クラブレコード)をマークした。その後も安定した好スコアを記録し、西日本大会への出場は確実といわれ、その後の全日本大会進出にも期待がかかる。
好調の秘訣については「楽しんでアーチェリーをすること」だという。アーチェリーはメンタルが大きく関わる競技であるため、いかなる時も競技を楽しむ精神を持つことが肝心だという。そのため試合前のイメージトレーニングを欠かさない。
今後の目標について「70㍍で650点超えを果たし、国体に出場すること」と語った。
城下さん、そして体育会アーチェリー部の今後の活躍から目が離せない。
(奥川瑞己)