京都古書研究会が主催する古書即売会「下鴨納涼古本まつり」が8月11日~16日に開催される。開催時間は午前10時から午後5時30分まで。最終日のみ午後4時に終了する。
期間中は会場である下鴨神社糺の森(京都市左京区)に、京都や大阪をはじめとした各地の古書店が14の店舗と11のテントを出店する。
「今年はすごい人数が来ると思う」。京都古書研究会の増田哲也さんはさらなる盛り上がりを予想する。外国人観光客の訪問を予想し、浮世絵などの絵葉書を出品する店もあるという。
増田さんは盛り上がりの背景には古書業界の若返りがあると指摘する。近年、京都市内の書店や百貨店では若手の古書店が主導し催事が頻繁に開かれており、そのような店が販売する本は若い訪問者の関心を引き付けているという。
下鴨納涼古本まつりで取り扱う商品は本だけでなく、映画のポスターやCDなど多岐にわたる。「本に興味がないから行かないというよりも、行ってお茶を飲んで帰るだけでも楽しめる」。増田さんは幅広い層の来場に期待を寄せた。
(大池)