2024年度卒業式・大学院学位授与式が20日~22日、本学衣笠キャンパスをはじめとする4キャンパスで行われた。学部生7219人、大学院生1333人が、新たな一歩を踏み出した。
今春卒業を迎えた学生の大学生活は、新型コロナウイルス感染拡大による制約を大きく受けた中で開始。コロナ禍で授業や課外活動に取り組んできた。
仲谷善雄学長は、式辞の中で「卒業式は自らの到達点を確認し、次のステージに期待を膨らませる人生の区切りとして大切な一日」とした。
卒業生に向けて「不確実な不安な時代であるからこそ、失敗を恐れず新たなことに勇気を持って挑戦し続けてほしい。自由な挑戦こそが皆さんの輝かしい人生を切り開いてくれる」と話した。

衣笠キャンパスで行われた卒業式では、卒業生を代表して法学部の黒田瑞穂さんが登壇。大学生活を振り返って「一つ一つが未来の自分につながっていた」と話した。また「4年間日々積み重ねてきた努力を胸にこれからも一歩一歩前進し、よりよい日本の未来をつくる一員となりたい」と抱負を語った。

式典後には、大学生活の様子などの動画が、本学軽音楽サークル・ロックコミューンに所属する音楽バンド「サブマリン」の楽曲「シュガータイム」に合わせて上映された。
本紙の取材に応じた、メンバーの笠波悠生さん(食マネ4)は「自分たちの曲が流れて恥ずかしい気持ちもあったが、改めてええ曲だと思った」とコメントした。

衣笠キャンパスの各所にはフォトスポットが設置され、卒業生らは友人や両親と写真を撮ろうと長い列を作っていた。

文学部を卒業した石井万智さんは、「社会が大きく変わっていく中で、自分たちも大きく動かないといけない場面が多かったと思う」と振り返る。その上で「だからこそ、自分らしさを持ちながらやりたいようにやれた」と話した。
同じく文学部を卒業し、4月から大学院に進む鈴木文乃さんは、大学生活を振り返って「4年間で色々なことがあったが、勉強もサークル活動のどちらも充実できた」と笑顔を見せた。

(吉江、井本、今井、八木)