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名城大に完封リレー 神宮大会で初の決勝進出

第56回明治神宮野球大会、大学の部の第5日・第1試合、立命館大対名城大が18日、明治神宮野球場(東京都新宿区)で行われた。本学は1―0で勝利し、初の決勝進出を決めた。

本学の先発は高橋大和(文2)。先頭打者に四球を与えるも、後続を抑え上々の立ち上がりを見せた。

先発の高橋=18日、東京都新宿区

名城大の先発・池田翔紀(名城大)に対して初回の攻撃、坂下晴翔(産社4)が左安打を放つ。川端一正(産社3)の犠打で相手の失策を誘い、無死一、二塁の好機を作った。しかし、続く星野大和(法3)が一塁ゴロ、角井翔一朗(産社4)が二塁ゴロに倒れ、得点にはつながらなかった。

3回裏、2死走者なしの状況で川端の内野安打、岩間倫太朗(産社3)の内野安打で2死一、二塁とすると、星野が申告敬遠され2死満塁に好機を拡大した。しかし、角井が遊撃ゴロに倒れ無得点に終わった。

4回裏、西野啓也(産社3)の中三塁打で2死三塁の好機を作ると、投手の高橋がスクイズを決め1点を先制した。

三塁に到達する西野=18日、東京都新宿区
高橋のスクイズで本塁に生還し、喜びをあらわにする西野=18日、東京都新宿区

得点を挙げたい名城大は、5回、6回と好機を作るも得点につながらない展開が続いた。

7回表から芝本琳平(文3)、8回表からは若田部達生(文3)が登板し、得点を許さなかった。

9回表、若田部が先頭の井上航輝(名城大)に四球を与えると、続く山田開翔(名城大)に犠打を決められ1死二塁のピンチの場面となったところで、片山正之監督はエース有馬伽久(産社3)を投入。有馬は続く柳勇気(名城大)を投ゴロに抑え、2死三塁となった。最後はストレートで打者を二塁ゴロに抑え試合終了。

試合を締めてほえる有馬=18日、東京都新宿区

高橋は、4回裏のスクイズについて「サインはなかった。次打者の坂下の提案。三塁手はそこまで警戒しておらず、左ピッチャーなので上手く転がせたらと思ってやった」と明かした。自身の投球については、「1点を守り抜こうと思い投げた」と語った。

片山監督は、先発の高橋を「最高だった」と賞賛し、決勝戦については「全員でやるつもりで勝つ。相手が誰であれやることは変わらない」と意気込んだ。目標を問われると、「もちろん優勝」といたずらっぽく笑顔を見せた。

決勝戦は19日、明治神宮球場にて行われ、本学は青山学院大と対戦する。勝てば関西学生野球としては28年ぶり、立命館としては初の優勝となる。

(小牧、星野)

 

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