スポーツ

ボート部 全日本選手権大会5連覇

 本学ボート部が9月7~11日に戸田ボートレース場(埼玉県戸田市)で行われた全日本選手権大会で優勝を収め、5連覇を達成した。 

 本大会を、主将の鈴木伶奈(経済4)は「私自身4回生で今年が最後ということもあり、例年にないプレッシャーを感じた。クルーたちの支えがあっての5連覇だと思う」と振り返った。また、志賀早耶香(経済3)は「4回生の鈴木さんに優勝カップを手にしてほしいという思いもあった。5連覇を成し遂げた時安堵と嬉しさを感じた」と優勝した時の思いを語った。

優勝カップを手にした選手たち

 練習ではチームの雰囲気を重視し、チームの課題点を明確にするため行うクルーミーティングでは回生を問わず発言できる環境作りを心掛けたという。その方法として、下回生に向けて質問を投げかけることが挙げられる。このミーティングを練習の前後に行うことで常に意見交換できる環境を作り上げ、レースに向けた課題点を共有するようにしていた。また、志賀はボート内でバウと呼ばれる最後方の漕手を担っており、声掛けをすることで前方のメンバーを元気づけたと語る。

必死にオールを漕ぐ選手たち

 来年度の目標として志賀は「4回生は引退するが、先輩方が残していったチームの雰囲気づくりを始めとする様々なものを新体制に引き継いでいきたい。それをふまえて来季の全日本選手権、全日本大学選手権で優勝したい」と述べ、その目標を達成するためには、チームの一人一人が勝ちにこだわる姿勢を持ち士気を高い状況で維持することが重要であるとした。鈴木は志賀に向けて「1回生の時から優勝メンバーとして参加してきたことを気負いすぎず、自分たちの持てる全力を常に出して大会に臨んでほしい」と呼びかけた。(大池)

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