「モネ&フレンズ・アライブ」が4日からデザイン・クリエイティブセンター神戸1階KIITOホール(神戸市中央区)で開幕した。開幕に伴い9日、報道関係者向けにメディアセッションが行われ、同展神戸展公式アンバサダーの阿部亮平さん(Snow Man)が登壇し、今回の展覧会について語った。
「モネ&フレンズ・アライブ」が4日からデザイン・クリエイティブセンター神戸1階KIITOホール(神戸市中央区)で開幕した。開幕に伴い9日、報道関係者向けにメディアセッションが行われ、同展神戸展公式アンバサダーの阿部亮平さん(Snow Man)が登壇し、今回の展覧会について語った。
同展では光、色、音、香りのなかで、19世紀半ばから20世紀初頭にかけて活躍したクロード・モネや印象派の作品の数々が巨大なスクリーンに映し出される。作品とクラシック音楽、最新のイマーシブ(没入)技術を組み合わせることで、作品への没入感を高めている。来場者は次々と展示される印象派の世界の激しさと美しさに心を奪われていた。
睡蓮の池と橋をイメージしたフォトスポットもあり、実際に橋を渡ることも可能。来場者は没入体験を熱心に写真に収めていた。
また二次元コードを読み取ることで、AR(拡張現実)の世界で睡蓮の上で踊る展覧会のキャラクター・モネさんを見ることができるコーナーも設置された。来場者はAR上に現れたモネさんと一緒に楽しく写真を撮影していた。利用は無料。端末の機種や設定、AR機能がないスマートフォンの場合、使用できない可能性がある。
9日にはグランデ・エクスペリエンセズのロブ・カークさんがあいさつし、「海山に囲まれた街である神戸は印象派の作品に描かれたような風景を想起させ、今年150周年を迎える印象派の展覧会を神戸で行えることはただの偶然ではない気がしてワクワクします」と話した。また東京展に引き続き神戸展でも公式アンバサダーを務める阿部さんが登壇し「モネの筆遣いなどが床一面に映し出され、モネの考えに近づくことができる。この展覧会ならではの楽しみ方を見つけてほしい」と語った。
また、阪神・淡路大震災から今年1月で30年を迎える。「モネ&フレンズ・アライブ」は、阪神・淡路大震災から30年の取り組みの一つとしても開催。神戸市は「震災30年を未来につなぐ―持続可能なグローバル貢献都市へ―」をコンセプトに、災害に強い「レジリエントな都市」へと成長した。
同展は3月30日まで。休館日は毎週月曜日(祝休日の場合は翌日)。開館時間は平日は午前11時から午後6時まで、土日祝日は午前10時から午後6時まで(最終入場は閉館時間の1時間前まで)。大学生1人の料金は平日の当日券1900円、土日祝日の当日券2100円(いずれも購入時に学生証の提示が必要)。
(長尾、今井)