3月11日に「UNIVERSITY LIFE Seminar」がオンラインで開催される。UNIVERSITY LIFE Seminarは「⽴命館⼤学正課外プログラム助成⾦」の一環として行われるものである。本プログラムは2部制となっている。1部ではryuchellさん(旧芸名りゅうちぇる)が登壇し講演を行う。2部では本学学生および卒業生によるトークセッションが行われる。今回、プログラム担当者であるBKC学生オフィスの中村天翼(そら)さんに話を聞いた。
「2年目連続での開催」昨年度を踏まえて、考えたプログラムの意義は
本プログラムは、学生部の「コロナ禍にいる学生を応援したい」という思いから生まれた。
昨年度は藤原しおりさん(旧芸名ブルゾンちえみ)が登壇し、プログラムの満足度が90%を越えた、学生から大変好評のプログラムであったという。
本年度実施となった運びについて、中村さんは「2021年においても新型コロナウイルスの影響力は依然として続いた。コロナ禍が続くなか大学生活の限られた期間はどんどんと過ぎ去っていく。4年間(6年間)の大学生活のなかで学生たちが主体的に行動を起こしていくためにはどうしたらよいか」と改めて考えていた。それを踏まえ、本プログラムは「具体的に行動を起こした学生自身の話を聞くことで、一つのモデルケースとなりうるものを提供し、コロナ禍にかかわらない新しい踏み出しのきっかけにしてほしい」とプログラムへの意義を語った。
「⾃⼰肯定感を⾼めるための5つの武器」がテーマ
本プログラムの1部ではryuchellさんが登壇する講演会が行われる。
藤原しおりさんが登壇した昨年度は『新しく踏み出す一歩』がテーマとなっており、自身の留学が中止になった話などを踏まえた講演が行われた。一方で本年度は『自己肯定感』がテーマになっている。ryuchellさんが自己肯定感を高めて変わっていった経験や自己肯定感を高める必要性についての講演が行われる。
学生目線からの踏み出す一歩を
2部では本学学生及び卒業生によるトークセッションが行われる。
トークセッションに参加する片岡花乃さん(食マネ1)は「高校時代に行事が中止になっていくなかで、何か動かなければ!という想いで、課外活動を始めた。1回生の立場で、困っている人も多いと思う。少しでもきっかけを見つけることに寄り添えたら」と意気込みを語った。他の参加者の一人である秋森晃希さん(経営3)は「少しでも、何か動いてみようと思っている方の背中を押せたらなと思う」とコメント。秋森さんはクラフトコーラの開発において本学広報課が企画する+Rな人に選出された経歴も持っている。
中村さんは「1部の内容を踏まえ、学生目線からの体験を通すことで、一歩を踏み出すきっかけになればいいなと思っている。また参加者の話を聞いて、ぜひ学生自身が参加者のファンにもなってほしい」と、トークセッションへの期待を寄せた。
現在の参加者は300名を超え、昨年度と同様に1回生と2回生が7割を占めているという。
最後に中村さんは「改めてこのプログラムが、学生にとって一歩を踏み出すきっかけになってほしい。その背中をポンとおすことできれば」とコメントした。
本プログラムの実施概要はこちらから。※プログラムへの参加申請は3月8日(火)まで。
「『学びの立命館モデル』関連奨学金規程の改正および制定について」に基づき、2017年度より新たに制定された助成金制度。
学生に学びと成長の機会を提供するために本学が実施する単位習得を目的としない活動(以下「正課外プログラム」という)の参加費用の一部を補助することにより、正課外プログラムへの参加を奨励し、学生の学びと成長を促進することを目的としている。その趣旨から各プログラムへの参加が「踏み出し」の機会となり、参加学生がその後、自ら何かに挑戦するなど目的を持って学生生活を過ごすこと、また既に何らかの活動に参加している学生にとっては、その他興味関心分野の幅が広がることを期待する。