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よりよい学園づくりをめざして D&I推進室 

3月2日、本学ダイバーシティ&インクルージョン推進室(以下、D&I推進室)が企画するD&Iセミナー「発達障害を知る・学ぶ―よりよい人間関係と過ごしやすい社会づくりに向けて」(講師:信州大学医学部教授 本田秀夫氏)がオンラインで開催予定だ。※1

本学において「個々の尊厳と多様性の尊重」の実践を率先するD&I推進室に話を聞いた。

D&I推進室提供

ーD&I推進室はどんなところですか?

D&I推進室は異なる個性をもつ多様な構成員がお互いを尊重し、助け合い、支え合うことのできる学園づくりをめざして活動する法人組織です。※2※3

ー「お互いを尊重し、助け合い、支え合うことのできる学園づくり」をどんな方法で形にしていますか?

今回のようなセミナー(3月2日)の開催を通じ、構成員のダイバーシティ&インクルージョンへの理解を深める機会を提供することもD&I推進室の活動の一つです。またセミナーは必ずしも立命館の学生・教職員のみと限定せず、今回のように保護者を含めた一般の方も対象として開催する場合もあります。新入生を含む在学生のみなさんには、HPやCAMPUSDIARYなどを通じて立命館のダイバーシティ&インクルージョンについての考え方をお伝えしています。世の中の多様性とは何か、そこにどのような社会課題があるのかを考えてもらえる機会を今後も提供していきたいです。

ー3月2日に行われるセミナーについて教えてください

人の多様性を示すものの一つに障害の有無があげられます。「発達障害」は昨今よく聞かれますが、目に見えるわけではありませんし、実際のところよくわからない、という方が少なくありません。そして一般的には“わからない”ことが差別や偏見に繋がりがちです。そのため、学生や教職員が発達障害について学ぶ機会をつくり、偏見や差別を少しでも低減する。誰もが過ごしやすい学園や社会づくりに繋げていきたいという思いから開催することになりました。

ーこうしたウェビナーはほかにもありますか?

今までにも障害以外にD&Iに関わるテーマでセミナーを開催してきました。具体的にはジェンダー、性の多様性やナショナリティなどのテーマです。D&Iに関するテーマは多岐に渡ります。今後もさまざまなテーマを取り上げ、セミナー等を開催していく予定です。取り上げてほしいテーマなどがありましたら、ぜひD&I推進室(diver-i.@st.ritsumei.ac.jpにお寄せください。

ー本学との関係を踏まえてD&I推進室さんの今後について教えてください

2030年に向けて立命館学園が掲げる「学園ビジョンR2030」においては、3つの学園像を設定しています。その一つが「ダイバーシティ&インクルージョンを実現する学園」です。D&I推進室では、引き続きこの学園像が具現化するような取り組みを進めていきたいと考えています。

ーD&I推進室さんからのメッセージ

2022年度の学園祭実行委員会が、学園祭でより多様な方にご参加いただくための取組みをされたと聞いています。多言語パンフレットの作成、バリアフリーマップの掲載、授乳/おむつ替えスペースの設置など、こうした取組みを一時的なものとせず、多様な方がより参加しやすい・過ごしやすいイベント、ひいては学園のあり方を考える機会としていただきたいと願っています。また、“ダイバーシティ&インクルージョン“ は誰にでも関係します。とりわけ学生のみなさんには、多様である他者への敬意をもち、生き方を尊重する姿勢を社会に出る前に身につけてほしいと願っています。そのため、このようなセミナーの機会を活用し、少しでも興味を持ったらまずは参加してみてくださいね。

(聞き手:奥野)

 

※1 ウェビナーについては、以下からアクセスできる。https://www.ritsumeikan-trust.jp/diversity/news/details.html/?id=19

※2 これらの理念は『総長声明 ダイバーシティ&インクルージョン推進に向けて』『ダイバーシティ&インクルージョン推進にかかる基本理念と基本方針』からも確認することができる。

※3 同推進室ホームページの組織・体制には、学内の各部署との連携体制や、学生や教職員がD&I推進室に相談できることが掲載されている。

 

 

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