本学学友会で全学行事の企画運営を担う特別事業部が5日、新入生歓迎期の「衣笠サークルブース企画」出展申請者に向けた電子メールの送信方法を誤り、333人分のアドレスやアカウント名などを流出させたことが分かった。現時点で被害は確認されていない。

サークルブース企画の担当者は5日午後10時ごろ、出展のウェブ申請で入力されたアドレスに、企画の抽選結果の送信日時の変更を知らせるメールを送信した。
このとき、他の受信者のアドレスが表示されない「BCC」欄ではなく、誤って全ての送信先が分かる「To」欄に宛先を入力し、一斉送信した。そのため、メールの受信者全員が、他の人のアドレスやアカウント名を見られる状態になっていた。
特別事業部は6日午後2時半ごろ、全員にメールで「深くおわび申し上げます」と謝罪し、第三者に共有・転送しないよう依頼した。今後、送信前の確認を徹底して再発防止に努めるとしている。
学友会は、公式サイト上のフォーム(https://www.ritsumei.club/information/)や各キャンパスの窓口で、質問などの問い合わせを受け付けている。
(小林)
サークルブース企画 大学構内にブースを設置し、来場者と出展団体が直接交流する場を設けることにより、来場者が団体の活動内容を知る機会とする企画。新入部員の獲得などを目的に、例年多くの団体が出展する。