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コロナ禍でチームが団結 野球部全員で日本一へ

2020年度は新型コロナウイルスの影響によりさまざまな対面活動が制限され、学生生活に多大な影響が出た。しかし、そのような中でも積極的に活動を続けた学生や課外自主活動団体が存在する。今回は、コロナ禍における硬式野球部の取り組みについて取材した。

今年度の展望を語る琉。春のリーグ戦に期待がかかる

「全員で日本一を目指す」。そう語るのは本学硬式野球部主将の琉尚矢(産社4)だ。昨年11月に主将に就任し、サポート役の選手や低回生を含め全員が日本一の立役者になろうと呼びかけ、チームを引っ張ってきた。2021年度は「Vamos〜日本一へ〜」をスローガンに掲げる。練習中でも言いやすく、普段から意識できるようにと「我らは行く」という意味のスペイン語を選んだ。

新型コロナウイルスの影響により、昨年は春季リーグが中止に。4〜5月の間対面活動を停止し、6月から活動を再開。9月に開幕した秋季リーグでは惜しくも2位に終わった。

琉の代になってからはミーティングやチームメイトとの対話の機会を増やし、チームに足りないこと、必要なことを徹底的に話し合った。ミーティングの方法を工夫し、低回生も意見を出しやすい環境づくりに努めた。今までよりチームメイトとコミュニケーションを取る時間が増えたことで、試合に集中できるようになったという。

新型コロナウイルスの影響は続き、今年2〜3月の春季キャンプは中止された。「キャンプに行くことでシーズンに入っていく気持ちが作れていた」と残念そうに振り返る。しかしキャンプの代わりに行った練習のなかで同期選手と本音で話し合い、絆を深めた場面もあった。また練習でサポート役に回ってくれる選手も増えたという。「先輩である4回生がサポートすることが、2・3回生の後輩にとって良い刺激となっている」と話す。

今日、4月3日からは関西学生野球連盟春季リーグが開幕する。新チームになってから初めてのリーグ戦について琉は「関西学生野球連盟には良い投手が多くいるが、打ち勝てるように練習をしている。試合に出ている選手だけでなく、全員で優勝を目指す」と意気込みを口にした。なお開幕戦となった関西学院大との一戦は、1ー0で勝利した。(鈴木、矢沢)

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