本学の特色の1つとして、新入生が大学生活にスムーズに馴染めるように、先輩学生がさまざまな面でサポートする「オリター・エンター活動」がある。各学部自治会の内包組織である「オリター・エンター団」が主体で動くこのボランティア活動は、1991年度の全学協議会にて本学の新入生支援の制度として位置付けされた。現在でも、学部自治会がないグローバル教養学部などを除いたほとんどの学部で「オリター・エンター活動」は行われている。
合宿や運動会など、学部や学域によってさまざまな企画が「オリター・エンター活動」では催されているが、おおよその学部には学部共通企画として「サブゼミ」がある。1回生対象の少人数クラスの前後に行われる「サブゼミ」は、クラス交流や学習サポートの場としてクラス単位での活動が行われている。
昨年度は新型コロナウイルスの影響を受け、オリター団は対面企画のほとんどが中止に追い込まれた。文学部、総合心理学部オリター団に取材したところ、今年度はコロナ禍に応じたオンラインでの活動も準備していると明かす。文学部オリター団団長の那波宏哉さん(文3)は「どんな状況にも対応できるようオンラインと対面の両面で考えて、新入生への支援が途切れないようにしたい」と話す。
那波さんは「みなさんがより良い大学生活を送れるように我々もしっかり準備していくので、ぜひオリター企画に参加してみてほしい」と新入生へメッセージを送った。また、総合心理学部オリター団団長の森本暖さん(心理3)は「総合心理学部に入って良かったなと思ってもらえるようなオリター企画を実施していきたい。ぜひ参加していただきたい」と新入生に呼びかけた。(松尾)