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Beyond COVID-19:外出自粛の今だからできることを 立命館がオンラインコミュニティ立ち上げ

Beyond COVID-19のホームページ

学校法人立命館は4月16日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い休校・外出自粛となっている情勢を受けて、オンラインコミュニティ「Beyond COVID-19」(ビヨンドコロナ)を立ち上げた。

「Beyond COVID-19」は、立命館に所属する行動を起こしたい人が、出会い、一緒に活動できるオンラインコミュニティを提供するプロジェクトだ。一緒に学んだり、プロジェクトを進めたりするコミュニティの役割を果たし、オンラインでのコミュニケーションが主流となっている社会情勢の中で「何かに集中する」「みんなでできることをする」ことができる場となる。

想定されている利用方法は、立命館の教職員・学生・附属校生が「プロジェクトオーナー」となり、オンラインプロジェクトやオンライン講座を立ち上げる。幅広い参加者がこれらのプロジェクトや講座に参加し、そのサポートを学生・生徒から募る「オンラインサポーター」が担う。対象は、立命館大学や立命館アジア太平洋大学(APU)、立命館中学校・高等学校など学校法人立命館のすべての設置校だ。

Beyond COVID-19のコミュニティイメージ(RIMIX事務局提供)

プロジェクトや講座は、既に大学から提供されているオンライン講座などを掲載するほか、学生などが立ち上げたものを特設サイトに掲載。オンライン講座では、JMOOC(オンライン無償教育サービス)に加盟する立命館大学の講義のほか、学生が主催するプログラミングやデザイン、伝わる文書講座など、様々な講座の展開が予定されている。

プロジェクトオーナーやオンラインサポーターは、特設サイトで募集を行い、SDGs推進本部の担当者がオンラインで面談を行った後に採用が決まる。採用されたプロジェクトや講座は随時特設サイトに掲載され、参加したい人は、興味のある講座やプロジェクトを探して参加することができるしくみだ。

Beyond COVID-19は、立命館SDGs推進本部が中心となって進めている立命館社会起業家育成プラットフォーム「RIMIX」によるプロジェクトの1つ。RIMIXは、社会課題に貢献する人材の育成や起業を支援するプラットフォームで、社会の価値観が急激に変化する時代に、新たな価値を創造できる人材の育成を図る目的で2019年に始動している。Beyond COVID-19は立命館SDGs推進本部・RIMIXが主催となり、本学の卒業生らが立ち上げた一般社団法人SDGs Impact Laboratoryが運営に協力している。

現在RIMIXでは、学校法人立命館の学生・生徒・児童を対象とした、休講・休校中の生活に関する緊急アンケート調査を行っている。このアンケート調査の結果をもとに、学生などのニーズを把握し、Beyond COVID-19の企画・運営に反映させるとしている。

SDGs推進本部の担当者は「休講・休校期間中に学ぶ手段を何とか用意したかったのが立ち上げのきっかけ。今後確実に変化する世の中で生きるためにも、オンラインでできることを柔軟に試してほしい。お互いの試行錯誤を受け入れながら、つながり合う場所になると嬉しい。多くの学生や生徒に参加してもらえれば」と、プロジェクトへの期待を込める。

今後は学生・生徒らに向け、プロジェクト・講座の支援だけでなく、様々なオンライン企画を検討していくという。最新情報は特設サイトの他、公式Twitterで発信される。

 

*立命館大学新聞社は、この取り組みを支援しています。

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