立命館大学学友会の学園振興委員長が3月26日に行われた立命館大学学友会中央常任委員会役員選挙にて6年ぶりに選出され、学園振興委員会が発足した。学園振興委員長は中央常任委員会の役員であり、中央常任委員長を補佐し、中央委員会及び常任委員会の政策活動を担当する。今年度委員長に選出されたのは木村悠生さん(情理4)。
学園振興委員会の今後の取り組みとして木村さんは、学友会の目標である学生自治の振興と学生文化の創出に向けてまい進していくとした上で「全学的な要求実現運動の活発化」と「過去資料の発掘と分析、それによる新たな文化と活動の創出」の2つを挙げる。
前者について、木村さんは現在全学自治会や中央常任委員会が別々に担っている問題を1つにまとめ、学園振興委員会として取り扱っていけるものは取り扱っていきたいとした。また各部署が旧来あった役割分担をきちんと行って、要求実現運動を体系化していくことで生まれるものがあるのではないかと述べた。そのため現在は、誰が何をしているのか、何をすべきなのかかがわかるように改善しているところだという。
そして後者については温故知新の考えに立脚し、今年度は過去資料の整理に特に力を入れるとしている。その意図を木村さんは「何かを新しく変えていこうと思うときに自分の力や現在の力だけで1から変えていくのは難しい。また過去の資料を積み上げることで、今後(学友会の)変化を志す人が『学生自治とは何か』ということを学び、意識する一助になるのではないか」と熱心に語った。そのため、今後は出てきた資料をきちんと収集・保存していくための策をいろいろな人と練る予定だという。
今後の活動の展望として「旧来のしがらみにとらわれずに常任委員長をはじめ、常任委員会、中央委員会の参謀的な役割として多様なサポートをし、また委員会自体としてもいろいろなことを押し進めていきたい」と言葉に力を込めた。(川村)