学校法人立命館と京福電気鉄道株式会社(嵐電)は、3月13日に連携・協力協定を締結し、同日協定締結の発表が行われた。協定には、教育や観光振興、SDGsなどの連携が明記された。また嵐電からの提案により、衣笠キャンパスの最寄り駅である嵐電北野線の「等持院」駅が「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」駅へと改称された。この改称により音読数26字、表記17字の日本一駅名の長い駅となった。
本学と嵐電は、文学部・産業社会学部のゼミ内での「嵐電沿線てくてくマップ」の作成に対する協力、本学に事務局を置き京都市北西部の観光振興などを目指す京都歴史回廊協議会での活動など、長年にわたり観光振興などの面での連携が行われている。今年が立命館学園創立120周年を記念する年であること、嵐電が運行の開始から110周年を迎えたことを受け、協定が結ばれることになった。
協定の締結によって、ラッピング電車の運行や駅の掲示によって本学のSDGsへの取り組みを地域へ紹介すること、立命館と嵐電の周年記念事業での連携などが検討されている。
今回協定が締結されたことに対し、衣笠キャンパス地域連携課の大場茂生さんは「協定を機に、衣笠キャンパスもある京都市北西部全体を活性化していきたい」と語った。(堀内)