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立命館大学学園祭2020 中止を発表 オンラインでも実施なしに

立命館大学学園祭実行委員会は8月31日、11月に各キャンパスで開催が予定されていた立命館大学学園祭の開催をすべて中止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を鑑み、例年通り対面で開催することは、参加者の安全と健康を十分に確保できないと判断。また、オンライン上でも実施はしないとしている。

昨年の学園祭には多くの人が集まった

学園祭実行委員会はこれまで、参加者の安全と健康を確保しながら学園祭を開催する方法を模索しており、その中で学園祭のオンライン化についても検討を行ったとしている。 ただ、現状として学園祭でさまざまな発信をする団体の多くが活動を停止しているという状況が続いていることから、 例年の学園祭のように学生文化の発信を行うことが困難との判断に至った。加えて、学園祭の意義を達成する下支えとなる学生文化の発信や非日常の創造などについては、オンライン開催を行ったとしても完全には担保できない。これらを担保できないことは、学園祭の独自性を欠くことに繋がると認識することとなった。

以上を踏まえ、学園祭をオンライン化した場合に「2020 年度立命館大学学友会学園祭運動方針」で定められている学園祭の意義やその方向性は達成し得ないものであるとした。また学園祭のオンライン化を行わないことを決定した背景としては、①学生文化の発信②参加団体の活動③学生文化の発信とその受け手④財政⑤参加者、の5点を挙げている。

学園祭実行委員会はホームページで「例年と異なる状況で誰もが不安を抱えている今、皆様の不安な気持ちを少しでも晴らす機会になり得ると思い、対面での学園祭の開催にこだわって、その方法を模索して参りました。しかしながら、参加者である皆様の安全と健康に替えられるものはなく、その確保ができない限りは学園祭の実施も難しいと考えました。来年度以降には、また盛大な学園祭が実施できることを願います」と声明を発表している。

本年度の立命館大学学園祭は、11月8日に大阪いばらきキャンパスでOIC祭典、11月15日に衣笠キャンパスで衣笠祭典、11月22日にびわこ・くさつキャンパスでBKC祭典が行われる予定だった。学園祭の開催日程は4月25日に発表され、学園祭テーマやロゴ、ロゴキャラクターも発表されており、新型コロナウイルスの感染拡大により、開催の行方が注目されていた。

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