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関大との接戦制し単独首位に 22度目の優勝に期待高まる

先発したエースの坂本(文4)

 関西学生野球春季リーグ第7節、立命館大対関西大の第3回戦が20日、南港中央野球場(大阪市住之江区)で行われ、本学が4-3で接戦を制した。また、今回の勝利により本学は単独首位に躍り出た。(神野)

 2回裏に相手の先制点を許した本学は3回表、1番の渡邉(産社3)の左前適時打で同点に追いつくと、3番の橋本(産社3)の犠飛によって逆転に成功する。

8回表に右中間への逆転適時三塁打を放つ榮枝

 このままリードを保ちたい本学であったが、5回裏、相手に同点打を許すと、6回裏には4番野口に今大会初となる走本塁打を浴び逆転されてしまう。逆転の糸口を探すも本学は相手先発の高野に苦戦。そのような中、チャンスが訪れたのは8回。1点を追う本学は、二死1、2塁から代打で起用された榮枝(文3)が値千金となる右中間への適時三塁打を放ち、再び逆転に成功する。8回からは昨日完封勝利を上げた有村(文3)が1点のリードを守りきり、勝利した。

 試合後、後藤監督は試合で多く見られた代打起用について「積極的に選手を変えることができるくらい選手層が厚く、交代した選手たちもしっかりと期待に応えていい仕事をしてくれるのでこういった大胆な采配を取ることができる」と説明し、本学を逆転勝利に導いた榮枝については「榮枝はレギュラー選手でもおかしくないほどの実力を持っている。最高の場面で榮枝を起用できてよかった」と話した。

榮枝の逆転適時三塁打に湧く選手たち

一方、榮枝は「正直打席に立つのは不安だったが、思い切って打席に立った。1戦目に高野選手と対戦したときに変化球を中心とした投球だったので今回も変化球中心に投げてくると思った。自分でもここが勝負だと感じていたので、大きなプレッシャーがかかる中打ててよかった」と安堵した様子で振り返った。

次節の立同戦で本学が勝ち点を挙げれば、最短で26日に優勝が決まる。今日の勝利は優勝への大きな1勝になった。

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