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関西学生野球:完全優勝へ、いざ「立同戦」

5月25日、26日(1勝1敗の場合は28日に第3戦)、わかさスタジアム京都にて伝統の「立同戦」が行われる。

この立同戦を前に5月19日、京都市北文化会館(京都市北区)で春季立同戦前夜祭が催された。壇上では、それぞれの応援団(同志社表記は應援団)によるパフォーマンスが繰り広げられ、超満員の場内は大いに盛り上がりを見せた。特に両校合同のチアリーディングの際には、観客席からもスティックバルーンの音が鳴り響いた。最後は両校の応援歌で健闘を誓い合い、盛況の内に幕が閉じた。

今季の本学はすでに優勝を決めている。もし立同戦を制すれば全大学から勝ち点をあげる「完全優勝」となる。今季の同志社は6勝6敗で近大と同率3位(第7節終了時)に立っている。ただ侮ることが出来る相手ではない。同志社のエースで主将を務める福島は、2014年夏の甲子園で大阪桐蔭を優勝に導いた立役者。立命主将の辰己も警戒する相手としてその名前をあげる。「福島を乗せてしまうと手がつけられない。しっかり注意していかなければ」 他にも上位には辻、福原など好打者が並ぶ。それでも辰己は「リーグの王者らしく、同志社を完膚なきまでに打ちのめす」と意気込みを見せた。

KEYWORD

【立同戦(りつどうせん)】1930年ごろに始まった、立命館大学と同志社大学の野球対抗戦を指す。同志社側からの呼び名は「同立戦」である。戦中期の中断などを挟み、現在まで連綿と続いている。また近年では野球以外のスポーツにおいても両校の対決が立同戦と称される場合がある。立同戦に対応して関西大学と関西学院大学の対決は「関関戦」と呼ばれている。

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