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【立同戦】延長12回・4時間の熱闘 サヨナラ押し出しでリーグ優勝

 

 関西学生野球連盟春季リーグ最終節、立命館大対同志社大の伝統の立同戦2回戦は延長12回、4時間に迫る熱戦の末、本学が押し出しの四球でサヨナラ勝利した(3ー4)。この試合の勝利により、本学は2季ぶり、39回目(旧リーグを含む)の優勝を果たした。(石井・則貞)

ランニング本塁打でホームインした百田

試合は1点を取り合う戦いになった。本学は初回、先頭打者の渡邉(産社3)が中前安打で出塁すると、相手先発の難波の暴投で1点を先制する。

その後4回裏には百田(産社3)のランニング本塁打で1点を追加し2-0とリードする。

 投げては先発の有村(文3)が6回まで被安打1、無四球、5奪三振の好投を見せる。

 

 

 

適時二塁打を放つ橋本

しかし7回表、同志社の先頭打者の小川に左前安打を打たれると、その後二塁手福武(法3)の失策や暴投が絡み、同点となる。

その裏に橋本(産社3)の適時二塁打で勝ち越すも直後に再び同点に追い付かれてしまう。

 

 試合は同点のまま迎えた9回裏、二死1、3塁と一打サヨナラの場面で打席には4番で主将の大本(文4)が立った。昨日先発した髙橋の6球目を打つも、打球は右翼手のグラブに収まり、試合は延長戦へ突入する。

 

2番手で登板し、3回を無失点に抑えた糸井

本学の2番手糸井(産社4)の好投により、3-3で迎えた12回裏、大本の左前安打や四球などにより一死満塁で打席には代打大杉(スポ健3)が送られた。

カウント3-1からの髙橋の誘い球を冷静に見逃して押し出し。本学は劇的なサヨナラ勝ちで優勝を掴み取った。

 

 先発の有村は「今日は調子は悪くはなかったが、集中力が続かないのが詰めが甘い。まだまだです」と振り返った。

 後藤監督は優勝について「今年のチームは4回生を中心にまとまりがすごく、ここ2、3年で一番きつい練習に文句ひとつ言わずについてきてくれた。(優勝は)泥臭いプレーを積み重ねてきた結果だ」と語った。

feature     大杉直輝

代打で起用された大杉選手であるが、アピールポイントは俊足。立命高時代には「振り逃げ2塁進」「犠牲フライで2塁から生還」「ホームスチール」など俊足エピソードに事欠かない

サヨナラ四球を選んだ大杉直輝選手。歓喜の輪の中心にいた大杉であるが、今シーズンは途中出場がメインと悔しい日々が続いていた。

「昨秋はセカンドのレギュラーでしたが、今季は後輩にポジションを取られてしまって。『悔しさ』しかなかったです」

田畑式トレーニングで有名な田端泉教授(スポ健)のゼミで学ぶ。1回生後期時には+R Challenge奨学金を獲得し、東京でトレーニング法を学んだ。「野球と勉強の両立が僕のスタイルです。片方がダメになると、もう片方もダメにあるのが僕なので」と自身を語る

そんな状況でもムードメーカーとして、人一倍大きな声をベンチから出し続けた。苦しんだシーズンの最後に掴んだのが、最終戦の延長12回一死満塁の場面での代打だった。

「『やっとまわってきたか』という気持ちでした。監督に『初球から行きます』と宣言して打席に立ちました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

立命高時代の友人がスタンドに駆けつけた。試合後、高校野球の同級生にグループラインで「みんな応援ありがと!」と感謝を示した

意気込んだ打席であったが、ボールが3球続きカウントは3-1に。最後は際どい球を見極めて四球を選んだ。

「1塁ベースを踏んだ後に振り返ると、3塁アルプスの応援団が喜んでいてウルッとしました」

 

 

 

 

大杉直輝 #28

スポーツ健康科学部・3回生 内野手 176cm 72kg  右投げ左打ち

立命館高校出身

本学のタイトル獲得者

最優秀選手 坂本裕哉(文4) 8試合 5勝1敗 0.84

最優秀投手 坂本裕哉

首位打者 池上颯(文2) 13試合 .400 18安打 0本 8打点

ベストナイン

投手 坂本裕哉

捕手 大本拓海(文4) 12試合 .302 13安打 0本 2打点

遊撃手 池上颯

 

 

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