本学衣笠キャンパスで1日、京都市北西部の衣笠地域を巻き込んだアートイベント「KINUGASA ART VILLAGE FESTIVAL(衣笠アートヴィレッジフェスティバル)」が開かれた。本学によると、来場者数は1万2千人を超えた。学生のほか家族連れも多く訪れ、アートや地域を楽しんでいた。

イベントは、周辺の寺社や美術館と連携して、本学が4月に始動した「KINUGASA Redesign Project(衣笠リデザインプロジェクト)」の一環。かつて堂本印象や山口華楊などの日本画家が居を構え、「衣笠絵描き村」と呼ばれた衣笠の魅力を、アートを軸とした街づくりを通じて世界に発信する。
イベント当日は伝統芸能やトークイベント、学生による展示・パフォーマンスのほか、学外の寺社などでも特典が行われ、企画は計76件を数えた。衣笠エリアを「アートヴィレッジ」に見立て、散策・周遊できるよう取り組んだ。

オープニングセレモニーであいさつに立った学校法人立命館の仲谷善雄総長は「今後も衣笠周辺地域の各施設と立命館が連携し、この取り組みが地域に根付いた企画になることを目指している」と説明していた。
本学は、毎年6月第1日曜日を「アートの日」として、来年以降もイベントを開催する計画だ。
(小林)
■当日の各企画

衣笠、多様なアート企画 模擬店・展示・体験1日に開催された「KINUGASA ART VILLAGE FESTIVAL(衣笠アートヴィレッジフェスティバル)」では、模擬店や展示、...

衣笠で「グリスロ」活用 電動自転車も、地域周遊の足に1日に開催された「KINUGASA ART VILLAGE FESTIVAL(衣笠アートヴィレッジフェスティバル)」では、時速20キロ未...

茂山千五郎家が狂言 衣笠で「蝸牛」「清水」京都を拠点にする狂言の一門・茂山千五郎家の特別ステージが1日、本学衣笠キャンパスの以学館で開かれた。披露される軽妙な演技に、客席からどっ...

「武器をアートに」 国際平和ミュージアムでワークショップ本学国際平和ミュージアム(京都市北区)で午後1時から、平和を実現するためにできることについて、対話し考える場として平和創造ワークショップ...

原田マハさんと高岩シュンさんが対談1日に開催された「KINUGASA ART VILLAGE FESTIVAL(衣笠アートヴィレッジフェスティバル)」で、小説家の原田マハ...