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100円ラーメンで学生を応援【OICラーメン部×とっかり茨木店】

とっかり・塩ラーメン

立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)にほど近い茨木市内にあるラーメン店、とっかり茨木店は、6月8日から、立命館大学の学生を対象に100円でラーメンの提供をはじめた。100円ラーメンは毎週月曜日と木曜日限定で17時から、1日先着20食限定。学生は、本学の学生証を提示すれば、通常700円のラーメンを100円で食べることができる。さらに、希望者にはライスまたは煮卵のサービスがつく。

100円ラーメンを食べる学生のようす(提供:とっかり茨木店、6月11日撮影)

本企画は、本学の職員・卒業生・地域住民によって活動する「OICラーメン部」によって生まれた。通常700円のラーメンとの差額600円は、OICラーメン部が400円、とっかり茨木店が200円を寄付する形で補われている。
OICラーメン部長は企画のきっかけについて「新型コロナウイルスの感染拡大によってバイトができない学生や、自国に帰れない留学生など、大変な思いをしている学生の生活を少しでも応援したいという気持ちから始めた」と説明。また、「自ら寄付したお金が何に使われるかが明確という点は重要で、それもあって本企画は多くの方に賛同していただけたのではないか」と話す。

とっかり茨木店・坂口店長(提供:とっかり茨木店)

とっかり茨木店の坂口慎店長は、現在の他の外食業界と同様、決して余裕がある状態ではなかったものの、OICラーメン部から企画を持ちかけられた際は快諾したという。また当初は、OICラーメン部から「400円を負担するので原価500 円の学生向けのラーメンを作って100円で提供できないか」と提案されていた。しかし坂口店長は「原価500円ではとっかり本来のラーメンではなくなってしまう。こちらで200円を負担して通常のラーメンを100円で提供しましょう」と述べ、現在の形態になったそうだ。

100円ラーメンに並ぶ学生(提供:とっかり茨木店、6月11日撮影)

初日には13人の学生が来店した。開店30分前から列に並んでラーメンをすすった村木瞬平さん(心理1)は、「本格的な旭川ラーメンでとても美味しかった。100円でお腹いっぱいになれたことと、その場に集まった学生達でコミュニケーションを取れたことは、1回生で下宿をしている私にとって本当に嬉しいことだった」と100円ラーメンを絶賛。今後も店を訪れたいと話している。
坂口店長は「学生から『ありがとうございます』の言葉をいただいたときは嬉しかった」とコメント。通常は「ごちそうさまでした」と言われるところを「ありがとうございます」と言われたのは初めてだったそうだ。学生に対しては「コロナ禍でものすごく大変な時期かもしれないが、自分や友達とだけで解決するのではなく、ぜひたくさん大人を頼ってほしい。もし悩みがあれば、そういう話もできたらと思うので、ぜひとっかり茨木店へお越しください。ちなみに、先週木曜日は営業開始から15分で予定人数に達してしまったので、来られる方は早めの来店をおすすめします」とメッセージを送った。
100円ラーメンは今後約3か月間実施される予定だ。(堀ノ内)

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