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《大阪北部地震》茨木周辺、爪痕残る 南茨木駅は一部出口封鎖

 

床が割れ、エスカレーターなどが使用できない状態が続く南茨木駅=21日午後撮影

(6月21日16時加筆・修正)

6月18日朝、大阪府北部を震源としたM6.1の大阪北部地震が発生した。この影響で、震源地に近い大阪府茨木市にある立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)は地震発生後から6月24日まで学生・一般の方の立ち入りが禁止され、一部施設の復旧および建物の安全確認を行っている。

震源地となった大阪府高槻市・茨木市周辺では、地震発生後から交通機関が麻痺し、大幅な遅れや運休、駅の一部が使用できない状態が続いている。

 18日、JR西日本の在来線は大阪、京都、奈良、兵庫、滋賀の全てで運転見合わせた。21時頃にJR京都線・神戸線・琵琶湖線(東海道本線)の運転を再開、22時に大阪環状線の運転を再開している。19日朝も「列車通過時に通常よりも大きな揺れ」があったことからJR京都線では一時運転を見合わせ、19日も貨物用の線路が使用できない状態となり、列車に大幅な遅れが生じた。

私鉄各線は19日、阪急、南海、阪神、京阪、近鉄、大阪メトロの全線で通常道理運行を再開した。一方、伊丹空港から吹田市の万博公園や茨木市を経由して門真市まで走る大阪モノレールは、軌道や駅の安全が確保できておらず同日も運転を見合わせた。20日に万博記念公園駅から伊丹空港までの区間で運転を再開した。22日より、阪急線と接続する南茨木駅まで運転区間を延長。南茨木より東側の門真市方面の区間や彩都線の運転再開は未定だ。

また、阪急では震源地近くを走る京都線内の一部の駅でエレベーターなどが使用停止となっている。とくにOICの最寄り駅でもある阪急南茨木駅では、駅の損傷が激しく、京都線の運転再開後も下車・乗車ができない状況だったが、19日朝に一部の出入り口を除き復旧し、乗降できるようになっている。一方現在も立ち入り禁止の場所があり、駅の売店も営業を停止。エスカレーターやトイレは使用できない状態で、一部の出口が封鎖され、迂回路が案内されている。

(フォトギャラリー)阪急南茨木駅の現状。エスカレーターやエレベーター、トイレが使用停止となっているほか一部の出口が使用できず、駅通路でゆがが割れるなどの被害が発生している=6月19日、21日に撮影

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