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海神DIGITAL「「可能性」と「不可能性」1回生記者が感じること」

立命館大学新聞のコラム欄「海神(わだつみ)」 記者が日々の思いを綴ります。

「可能性という言葉を無限に使ってはいけない。我々という存在を規定するのは、我々が持つ可能性ではなく、我々が持つ不可能性である」これは森見登美彦さんの小説『四畳半神話大系』の登場人物の言葉である。

ここで言う「可能性」とは「これから先の未来で起こり得るかもしれないこと」ではなく「過去の自分が違う選択をしていた場合」のことである。つまり、過去のタラレバが現在自分のなすべきことを揺るがすので、今、何ができて何ができないのかをきちんと整理し、その先の可能性を考えた方がいい、ということだ。

新型コロナウイルスの影響によりキャンパスで授業が受けられず、サークル活動も制限されている。筆者も一回生だが、大学生である実感がないのが本音である。想像していた大学生活とは違い、初めて取り組むことが多い。さらに春学期中のweb授業が始まり、慣れないパソコンでの課題提出や授業で、一日は飛ぶように過ぎていく。しかし、もし「新型コロナウイルスが蔓延しない世界線があったなら」などと考えても、仕方がない。筆者は、この期間に活動が制限されている中でも形を変えてこの状況“だからこそ”出来ることに取り組む人に出会い、刺激を受けた。だから一人ひとり、分野や取り組み方は違っても、「今しかできないこと」をしたいと思う。秋学期から始まるキャンパスライフに思いをはせるこの日々が、無駄ではなかったと言えるように。

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