スポーツ

女子陸上競技部 関西インカレ総合優勝

5月25〜28日、たけびしスタジアム京都(京都市右京区)で関西学生陸上対校選手権(以下関西インカレ)が開催された。本学女子陸上競技部は、100mや4×100m、4×400mなど計7種目を制し、本大会の総合優勝を果たした。

選手たちの思い

本大会に「主将として、去年果たせなかった総合優勝を果たすため、全員が力を発揮できるように導きたい」という思いで挑んだ主将の宍戸梨瑚(スポ健4)。開催時期が秋に延期となった昨年の関西インカレでは、惜しくも総合優勝を逃してしまったため、今年こそは必ず優勝を奪還しようという思いが強かったそう。また今年は特にチームが一体となって気持ちを高めていったという。
宍戸は出場した100mハードルで3位入賞となり、この結果について「優勝を狙うべき位置にはいたが、なかなか調子を合わせることができず、満足のいく結果は出なかった」と悔しさをにじませた。宍戸はその原因について、今年4〜5月にかけて腰の怪我をし、試合に何とか間に合わせるような練習スケジュールであったからとする。自身のこれまでの怪我も踏まえ、今後のトレーニングでは「フィジカル面を強化し、自分のトップスピードに持っていけるようにしたい」と話す。

壹岐あいこ(スポ健4)は優勝を収めた100mについて、ライバルの棄権に触れつつ「最低限優勝できて良かったが、自己ベストからもほど遠く、走りの内容も納得いくものではなかった」と振り返る。また榎本樹羅(スポ健3)、永石小雪(スポ健1)、臼井文音(スポ健4)と共に優勝を収めた4×100mはチームベストであったとし、自身の中でも今後の自信に繋がるような記録となったそう。同レースに出場していた甲南大は強豪であったが「相手よりも自分達のレースに集中しよう」という思いのもと達成した45秒1台の走りは嬉しいものだったという。

試合後、晴れやかな笑顔を見せる2人(左が壹岐、右が宍戸)

本大会について

今年の関西インカレでは、新型コロナウイルス拡大以降初の有観客開催となった。他の選手も結果を残そうとピリピリした雰囲気だったが、部員らによる全体応援があることでより力を発揮できたと語る2人。加えて、本大会では1回生の活躍も目立った。後輩たちについて宍戸は「入部後一ヶ月ほどなのに立命館のために結果を残すといった言葉があり、頼もしい」と述べ、壹岐も「1回生の活躍で上回生も頑張らないとという気持ちに。チーム全体の士気も上がると思う」と期待を寄せた。

部員らによる応援の様子

全日本インカレの抱負

これから始まる全日本インカレについて宍戸は、100mハードルでのチームへの貢献を自身の目標とし「日本一を目指してチーム全員で頑張っていくので、これからも応援よろしくお願いします」と語る。また壹岐は「100m、200m、4x100mに出場して関西学生新記録を出す」と強く意気込んだ。

本大会で女子陸上競技部は、400mで松尾李奈(スポ健4)が優勝、1500mで村松結(食マネ1)が2位、10000mで飛田凛香(スポ健4)が2位、400mHで山本亜美(スポ健2)が優勝、工藤芽衣(食マネ2)が2位、10000mWで柳井綾音(食マネ1)が優勝、ハンマー投げで奥井小晴(スポ健4)が2位となるなど、多くの種目において好成績を収めている。

優勝を奪還し、喜びを分かち合うチーム

各種目の詳しい結果は関西学生陸上競技連盟HPなどから確認可能だ。(佐野・稲垣)

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