任天堂株式会社は6月2日、公式ホームページのニュースリリースにて、過去に任天堂が発売した商品を展示する「任天堂資料館(仮)」の設置を発表した。2016年11月まで主にトランプや花札の製造、ゲーム機の修理業務を行っていた任天堂宇治小倉工場用地(宇治市)および建屋を改修するという。外観のイメージ図はニュースリリースにて公開されており、内観の詳細については後日お知らせするとしている。
任天堂は京都を中心に事業を展開してきた。これまでの歩みやものづくりに対するこだわりを広く周知したいという思いがあった。同時に、近鉄小倉駅周辺の活性化を図る宇治市からの意向があり、資料館の設置へとつながった。
任天堂広報は、本施設設置がもたらす影響や反響について「任天堂の歩みとものづくりに対するこだわりをご理解いただける機会になれば良いと考えている。また、資料館施設の設置が、地域の活性化とともに、みなさまの驚きと笑顔につながれば」とコメントしている。
本施設は、展示と体験を行う観光施設としての集客を目指し、2023年度の完成が予定されている。(坂口)