本学学友会は21日、2024年度の収支報告書を公開した。会員から集められた学友会費=①=は約1億9335万円、外部収入は約460万円で、前年からの繰越金を除く収入の総額は約1億9795万円に上った。このうち約1億9542万円が使われた。25年度には約1億221万円を繰り越す(23年度からの繰越金は約9968万円)。
①学友会費 学友会の会費で、入会金3千円、年会費5千円。大学が代理徴収している。運用にあたり「正当性」「透明性」「還元性」の三原則が掲げられている。
学友会は毎年、学友会費を支払っている学生に対する責任として、財政公開を公式サイトで実施。前年度の収支報告書と、本年度の年間予算の詳細を公開している。
公開された収支報告書約7150万円に上った特別予算のうち、新歓運動で約838万円、学園祭運動で5686万円が執行された。活動基盤支援金=②=として約112万円、中央予備金として約471万円が使われた。
②活動基盤支援金 学友会の発展・維持に著しく寄与した、学友会活動の基幹を成す組織に対して支払われる支援金。構成員の正課・課外自主活動を両立させ、学生の文化的な活動の発信・発展、本学や学友会の振興につなげることが目的。中央常任委員会▽中央事務局▽学園振興委員会▽全学自治会▽各学部自治会▽中央事業団体――などに支払われている。
一般予算約1億8794万円のうち、中央常任委員会が493万円、中央事務局が約947万円を執行した。自治会パートでは計約96万円が使われ、うち国際関係学部自治会が最も多い約18万円を執行した。
課外団体では、学芸団体が約825万円、学術団体が約403万円、体育会団体が約4317万円を執行した。
学芸団体では、交響楽団が最も多く115万円、次いで写真部が70万円、茶道研究部が約66万円を執行した。学術団体では、法友会が最も多く70万円、古美術研究会が53万円、鉄道研究会が44万円を使った。
体育会団体は、執行額の多い順に、アイスホッケー部(250万円)、射撃部(245万円)、男子バスケットボール部(195万円)、カヌー部(180万円)、スキー部(176万円)となっている。
その他のパートでは▽学芸総部本部が1万3200円▽学術本部が1万円▽体育会本部が約1090万円▽放送局が約303万円▽新聞社が270万円▽応援団が約2130万円――を執行した。
公開された収支報告書は、学友会の公式サイトで閲覧できる。
(小林)
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