関西学生野球連盟の秋季リーグ最終節、立命館大対同志社大の2回戦が20日、わかさスタジアム京都(京都市右京区)で行われた。本学は4―3で勝利し、2019年春季リーグ以来、6年12季ぶりのリーグ優勝を果たした。
12季ぶりのリーグ優勝を決め、胴上げされる片山監督=20日、京都市右京区本学の先発は遠藤翔海(産社4)。初回を三者凡退に抑え、上々の立ち上がりを見せた。
打線は2回裏、先頭の星野大和(法3)が二塁打で好機をつくると、角井翔一朗(産社4)が2点本塁打を放ち本学が先制した。
先制本塁打を放つ角井=20日、京都市右京区リードを守りたい遠藤だったが、4回表に1死二塁から、影山智紀(同志社大)に適時打を浴びると、長尾朝陽(同志社大)にも適時打を放たれ、同点となった。
遠藤は6回を投げ、6安打2失点の投球を見せた=20日、京都市右京区7回裏、1死一塁から、角井が右翼越えの適時三塁打で勝ち越しに成功した。
しかし続く8回表、7回から登板していた高橋大和(文2)が、この回先頭の知念大河(同志社大)に本塁打を浴び、またしても同点に追いつかれた。
9回表、本学はエース有馬伽久(産社3)を投入。三者凡退に抑えると、三塁側スタンドからは大きな歓声が上がった。
同点のまま試合は延長に突入。そして迎えた10回裏、1死一、二塁の好機から坂下晴翔(産社4)がサヨナラ適時打を放ち試合終了。
サヨナラ勝ちで優勝が決まり、本塁上に駆け寄る選手ら=20日、京都市右京区本学硬式野球部を率いる片山正之監督は、就任2年目での快挙となった。
主将・川本大雅(食マネ4)(左)からウイニングボールを受け取る片山監督=20日、京都市右京区試合後、片山監督は今季5本塁打でこの試合でも3打点と活躍した角井について「昨年怪我で出場しておらず、今季も2番手でスタートした。(近大戦での本塁打を見て)5番に据えた。三振か本塁打かという状態が続いたが、我慢して使った。(今日の活躍についても)素晴らしかった」とコメントした。
また、昨年の就任からこれまでを振り返り「2年間誰でもできる当たり前のことを、誰にもできないくらい徹底してやろうと。打つ、投げる、走る、守るにしてもそれしか言ってなかった。後は選手の技術を生かして、それが花開いた」と話した。
関西地区代表決定戦の初戦で対戦する京都産業大について「良い投手がいる。グラウンドが隣で100メートルくらいしか離れてないので頑張る」と意気込んだ。
本学は31日からGOSANDO南港中央野球場(大阪市住之江区)にて行われる、明治神宮大会関西地区代表決定戦に出場する。
(八木、小林)
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