ミスキャンパス立命館(ミスキャン)は2021年に発足し、今年で11周年を迎える。本団体は、有志によって運営される学生団体。コンセプトに「文化×美」を掲げ、伝統文化の魅力と、人としての美を総合的に向上させることを目的に活動している。今回は、ミスキャンパス立命館2021実行委員会に活動内容やミスキャンに対する考えについて聞いた。
①今年度のテーマはどのようなものでしょうか。
ミスキャン自体のコンセプトである「文化×美」に加え、今年は「咲かせよう、自分史上最高の私」というテーマを掲げています。
候補者はそれぞれ違う個性や魅力を持つことから、候補者を色鮮やかな花にたとえて、満開の花を咲かせられるように自分史上最高の姿を披露して欲しいという願いを込めています。
運営では、このテーマに沿って個性を発揮できる環境づくりに取り組んでいます。
イベントの一貫として毎年開催している人間力向上レッスンでは、候補者の心に向き合う時間を設けることで候補者自身の成長へとつなげてもらいました。最終スピーチではそれを自分の言葉に乗せ、自分史上最高の姿を咲かせてもらいたいと考えています。
②今年度の活動について教えてください。
具体的には、候補者による伝統文化の発信です。
文化体験やその発信は例年行われていますが、発信方法などは年によって異なり、今年は動画制作を中心に、秋頃の公開を目指して取り組んでもらってます。企画部がサポートする形で、絵コンテの作成のような動画制作の初期段階から候補者に参加してもらっていますが、候補者自身の手によるコンセプトの実現を目指しているので、運営の介入は最小限に留めています。
③運営として大変なことはなんですか。
特に大変なのは、コロナ情勢にあわせた規模設計です。
一昨年までは、12人から6人に絞られるセミファイナルイベントなど、オフラインを軸にした活動が中心でした。コロナ禍では、アプリを通じた配信などを新たに導入するなど、オンラインを念頭においた活動で試行錯誤を繰り返しています。その甲斐あって、リアルタイムでの交流がこれまで以上に活発になり、日常の些細なきっかけが新たなコミュニケーションにつながるなどしています。
④ミスコン批判などに対する思いや考え、活動の意義について教えてください。
そのような考えがあることは承知しています。
しかし、ミスキャンパス立命館2021では前述した通り、京都の文化を発信することに加え、内面からの美しさを含めて総合的に向上させることを目的とし、実際に各方面で積極的に活躍する人材を輩出しております。
今年は、例年の文化体験に加え、錦市場や寺社など京都に根付いた衣食住にも焦点を当てて活動を展開しています。こうしたところにも注目していただければなと思います。