関西学生野球秋季リーグの最終節、立命館大対同志社大の第1回戦が23日にわかさスタジアム京都(京都市右京区)で行われ、本学が15対2で勝利した。打線が17安打15得点と爆発し、伝統の立同戦の初戦は本学が大勝を収めた。
打線は2回表、二塁打と四球で一死1、2塁とすると、8番藤原彦貴(産社4)が中越えの適時二塁打を放ち、先制に成功する。その後相手捕逸もあり、この回一挙3点を獲得。試合の主導権を本学が握った。
4回表にも1点を追加すると、続く5回表には無死満塁の場面から再び藤原が適時左前打を放ち、ダメ押しの追加点となる7点目を獲得。勝利を決定的なものとした。
投げては先発のエース秋山凌祐(文3)が6回1失点の好投。6回裏には無死満塁のピンチを招いたが、後続を3者連続三振で締め、ガッツポーズでマウンドを降りた。
終盤も攻撃の手を緩めることなく、試合は最終的に15対2のスコアで終了。17安打15得点と終始猛攻を見せ、伝統の立同戦は本学が白星発進した。
試合を振り返って主将の琉尚矢(産社4)は「結果どうこうではなく、どんな状況であろうが最後まで一生懸命やるということをチームのテーマとしてきた。どんな点差になっても自分たちの野球をやろうと。それが今日の試合で体現できた」と語り、伝統の立同戦については「大学全体で立同戦を応援してくださっている。他の体育会の部活動の方々も、動画を作って野球部に送ってくれた。大学の代表として戦っています」と話した。
4回生最後の公式戦となる明日の第2回戦に向けて、琉は「下級生に伝えたいことは試合のなかで表現したい。最後の試合も勝って終われるように」と意気込んだ。(鈴木棟、松尾)