びわこ・くさつキャンパス(BKC)のセントラルサーカスから第1グラウンドまでを南北に貫くキャンパスプロムナードでは、緑地化に向け工事が行われている。10月15日には第1期工事がすでに完了、第3期工事が完了する2022年3月に完全リニューアルを目指す。
今回の工事はキャンパス内の他の箇所とともに、BKCキャンパスマスターズプランで定められた、緑地化事業の一環として行われている。緑地化によってキャンパスを周りの環境と一体化した自然あふれるものとするとともに、学生が気持ちよく歩けるような動線をつくり、屋外で集える場も作ることを目的にしている。
工事では植樹されているケヤキを活かしながら、より緑を感じられるように土壌の拡張、低木や植物の植え付けを行い、新たに水路を作る。水路の水にはキャンパスの地下水が利用される。これによりBKCに今までなかった水景物がつくられ、雰囲気が大きく変わることとなる。さらにべンチなどを新たに設置することで学生に憩いの場を提供する。
新たなキャンパスプロムナード作りは数年掛かりで計画され、それには学生も関わった。良好なキャンパス環境を実現するためにつくられたキャンパスマスタープランを基にして、学生と職員が共に考えるワークショップが開催された。理工学部の建築を専攻する学生だけでなく、文系の学生も含む約40人が参加。水路をつくるアイデアもここから生まれた。
BKCの緑地化は、キャンパス全体で順次行われており、正門からキャンパスの中心のセントラルサーカスへ向かうフロンティアアベニューの工事は既に完成している。セントラルサーカスについては、2023年の完成を目標に学生からの意見も積極的に取り入れた計画案が今後検討されることとなる。(堀内)