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神宮大会初戦突破 有馬が10連続奪三振で大会新

第56回明治神宮野球大会、大学の部の第1日・第3試合、立命館大対東京農業大北海道オホーツクが14日、明治神宮野球場(東京都新宿区)で行われ、本学は4―0で勝利し、神宮大会優勝に向けて駒を一つ進めた。エースの有馬伽久(産社3)が10者連続奪三振の快投を見せ、1972年に山口高志(関西大)が記録した8者連続三振の大会記録を更新した。

1回表の攻撃、先頭の坂下晴翔(産社4)がフェンス直撃の二塁打を放つ。続く川端一正(産社3)は犠打を成功させ、相手の野選により全員セーフとなった。無死一、三塁の好機を迎え、岩間倫太朗(産社3)の犠飛により1点を先制した。

二塁打を放った坂下=14日、東京都新宿区

本学の先発は、関西学生野球連盟秋季リーグで最優秀投手に選ばれた遠藤翔海(産社4)。楽しげな表情を見せ、1回裏は走者を出すも無失点で抑えた。

先発の遠藤=14日、東京都新宿区

しかし5回裏、味方の落球や死球により2死満塁の危機を迎える。投球ごとに歓声が沸く中、藤澤直輝(東農大北海道)を見事三塁ゴロに抑え、雄叫びを上げた。

初回以降打線が沈黙を続ける中6回表、2死一塁の場面から代打の築山隆翔(産社2)が適時二塁打を打ち、貴重な1点を追加した。さらに続く福井一颯(産社3)も中前適時打を放ち、点差を3点に広げた。

適時二塁打を放つ築山=14日、東京都新宿区

6回裏からは有馬が登板。10者連続奪三振の快投を見せた。

中継ぎで登板したエース有馬=14日、東京都新宿区

9回表、福井、西野啓也(産社3)の安打により、2死一、二塁の好機をつくると、坂下が適時打を放ち1点を追加した。坂下は4安打猛打賞の活躍を見せた。

9回での追加点の場面=14日、東京都新宿区

迎えた9回裏、有馬がで三者凡退に抑え、本学は初戦を勝利で飾った。

試合後、片山正之監督は「東京には強いチームがたくさんいるが、今までやってきたことがどれだけ通用するのか試したい」とコメント。次戦の明治大について「(東京六大学の秋季リーグ戦で)10連勝してきたチームだ。何とかして勝ちたい」と語った。

大会新記録となる10者連続奪三振など活躍した有馬は「ここで満足せず、絶対に日本一をとりたい」と優勝への決意を述べた。

2回戦は16日、明治神宮野球場にて行われ、本学は明治大と対戦する。
(松山、金井)

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